【J1展望】広島×神戸|首位チームの堅守を崩すのは、ここ3戦2発の好調ボランチか

2018年05月05日 サッカーダイジェスト編集部

広島――攻撃のクオリティも少しずつ上がっている

故障者/広島=森﨑和、千葉、高橋、丹羽、水本 神戸=ポドルスキ
出場停止/広島=なし 神戸=なし

J1リーグ13
サンフレッチェ広島 ヴィッセル神戸
5月6日(日)/17:00/エディオンスタジアム広島
 
サンフレッチェ広島
今季成績(12節終了時):1位 勝点31 10勝1分1敗 17得点・5失点
 
【最新チーム事情】
●J史上最速となる12試合で10勝。
●12試合9完封。歴史的な堅守。
●右サイドでの攻撃の組み立てが形になりつつある。
●水本が清水戦で負傷。出場は微妙か。
【担当記者の視点】
 林が「特別にいいサッカーをやっているわけではないし、課題は山積している」と語っていた。実際、毎試合のように「危ない」というシーンが存在し、負けてもおかしくない戦いが続いている。なのに広島は12試合で10勝。勝点は31ポイントと、去年1年間で積み重ねた勝点33にあと2ポイントと迫っている。
 
 ギリギリのところで身体を張り、チームとして攻守に統率がとれていることは間違いないが、それだけでこの結果が生まれるはずもない。一時は最下位だったボール支配率も15位と徐々にではあるが上昇し、論理的な攻撃の回数も増幅。12試合・5失点という驚異的な堅守に攻撃のクオリティも少しずつ上がってきており、城福監督が本質的に目指している方向性と現実を見据えた戦い方が少しずつシンクロしている感覚がある。

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