【チェルシー×リバプール展望】アザールか、サラーか。エースがより輝いたほうが勝利に近づく⁉

2018年05月06日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

31ゴールのサラーは最多得点記録の更新に期待がかかる。

故障者:チェルシー=ダビド・ルイス(DF) リバプール=マティプ(DF)、ジャン(MF)、チェンバレン(MF)

プレミアリーグ第37節
チェルシー - リバプール
5月6日(日)16:30(日本時間24:30)キックオフ/スタンフォード・ブリッジ(ロンドン)

チェルシー

前節までの成績:5位 勝点66(20勝6分け9敗)/60得点・34失点
リバプール
前節までの成績:3位 勝点72(20勝12分け4敗)/80得点・37失点


[注目ポイント]
●CL出場権の獲得に向けて勝点3が必須(チェルシー)
●朗報はM・アロンソの復帰とアザールの好調(チェルシー)
●CL決勝進出を決めてチームの雰囲気はすこぶる良好(リバプール)
●シーズン最多得点記録の更新がかかるサラー(リバプール)

 チャンピオンズ・リーグの出場権(4位以内)を巡って、熾烈なバトルが繰り広げられそうだ。

 是が非でも3ポイントを持ち帰りたいのは、5位のチェルシーだ。4位トッテナムを勝点5差、消化試合が1つ多い3位リバプールを同6差で追うチェルシーは、この直接対決を制すればリバプールとの差を一気に縮めることができる。逆転で4位に滑り込む希望は、グッと大きくなるだろう。

 朗報は、3試合の出場停止処分を消化したM・アロンソの復帰と、エースであるアザールの好調だ。M・アロンソが不在の期間に代役を務め上げたエメルソンを継続して使う可能性もあるが、ゴールが欲しい試合ではこのスペイン人ウイングバックの高精度の左足は大きな武器。コンテ監督も頼りにしているだろう。カップ戦を含む直近5試合で1得点・2アシストのアザールとともに、どれだけ決定的なチャンスを作れるか。
 

 対するリバプールは、11年ぶりのチャンピオンズ・リーグ決勝進出を決めて、チームの雰囲気がすこぶる良い。チェルシーとの勝点差を考えれば引き分け以上の成績を残せれば御の字ながら、守り切るスタイルではないだけに、ゲーゲンプレスをベースとしたアグレッシブなサッカーを貫くだろう。

 生命線はもちろん、チャンピオンズ・リーグでも破壊力を見せつけているサラー、フィルミーノ、マネで構成する3トップだ。なかでも、38試合制に変わってからのプレミアリーグのシーズン最多得点(31)に並んでいるサラーは、記録の更新がかかっているだけに気合は十分だろう。

 アザールか、それともサラーか。エースがより輝いたチームに、勝利の女神は微笑むかもしれない。
 
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