大激怒の名波監督、2得点の田口も「申し訳ない…」磐田ギレルメの乱暴行為に謝罪と憤怒!

2018年05月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

「クラブとしても大きな処分を課そうと思う」

抑えの利かなくなったギレルメをチームメイトが押さえつけるが……。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ12節]横浜1-3磐田/5月2日/日産

 敵地で勝点3を得た磐田だったが、ゲーム終盤に起きた"愚行"によって後味の不味い勝利となってしまった。

"事件"は終盤の80分に起きた。75分にイエローカードを受けていた磐田DFのギレルメが、再度主審への異議によって2枚目のイエローカードを提示され、退場処分となる。しかし、完全に頭に血が上ったギレルメは、チームメイトの制止を振り払って、横浜MFの喜田拓也に強烈な"蹴り"を見舞う愚行に出てしまう。

 前代未聞の暴力行為はこれだけにとどまらず、横浜のコーチングスタッフに対しても食って掛かり、ギレルメの思い切り振り回した左腕が顔面に直撃。完全に我を見失ったギレルメは、大勢のチームメイトに取り囲まれつつ、スタジアムを後にした。

 この事態に試合後、フラッシュインタビューに応じた名波浩監督は、自チームの選手が犯した愚かな行為に対して、謝罪の言葉を並べた。
「3ポイントを獲れたのは嬉しいですけど、一選手がスポーツマンとしてあるまじき行為をしてしまって、チームを預かる身としては、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」

 またギレルメに対しては、「ああいったことが起きたこと自体、こういう感情になってしまったこと自体が間違っていると思いますし、後できつく言いますけど、クラブとしても大きな処分を科そうと思っている」と語り、厳罰を下す方向だ。

「本当にこのゲームを見に来てくださったマリノスサポーター、ジュビロサポーター、関係各位に申し訳ない気持ちです」と神妙な面持ちで語った指揮官。さらに、2ゴールを奪った田口泰士も「相手チームの選手だったり、サポーターだったり、皆さんには申し訳ないことをしたと反省しています」と、謝罪の言葉を連ねた。

 敵地で得た貴重な勝点3とはいえ、あまりにも後味の悪い勝利となってしまった。

【PHOTO】磐田が横浜に勝利するもギレルメのあり得ない乱暴行為で後味マズすぎる勝利に…
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