「PKなし? おいおい」「まただ!」 ハンドの見逃しにバイエルン側から怒りの声!

2018年05月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

マルセロ本人は「当たらなかったと言ったら嘘つきに…」

マルセロは試合後「手に当たった」と認めたものの、それで判定が覆るわけはなく……。(C)REUTERS/AFLO


 5月1日に行なわれたチャンピオンズ・リーグ(CL)準決勝第2レグは、レアル・マドリーがバイエルンと2-2で引き分け、2試合合計4-3で3シーズン連続となる決勝進出を果たした。バイエルンは昨シーズンの準々決勝に続き、またしてもマドリーに屈した格好だ。

 昨シーズンの対戦でも、判定に不満を訴えていたバイエルン陣営からは、この日もジャッジに抗議する声が上がった。1-1で迎えた前半終了間際、ヨシュア・キミッヒのクロスを阻もうとしたマルセロの腕にボールが当たったシーンのことだ。

 PKの笛が鳴らなかったことで、負傷欠場していたジェローム・ボアテングは、「PKなし? おいおい」とツイート。同じく負傷欠場したアルトゥーロ・ビダルも、インスタグラムで怒り顔の絵文字とともに「まただ!」と訴えた。

 この場面については、スペインでも「完全にPKだった」という声が上がっている。現地紙『Marca』によると、アンドゥハル・オリベル元主審は「マルセロのハンドは明らかで、ペナルティーエリアの中だった。(主審は)PKにすべきだった」との見解を示した。また、同紙のアンケートでは、2万6000人を超えるユーザーのうち、77%が「PKだった」と回答している。

 スペイン紙『AS』によると、マルセロ自身も「手にボールが当たらなかったと言ったら、僕は嘘つきになってしまう」と、ハンドがあったことを認めている。
 
 PKが与えられるべきだったのか、与えられていたとして、どのような結末が待っていたか。それは分からない。確かなのは、マドリーが苦しみながらも3連覇に向けて前進したという事実だ。

『Marca』紙によれば、主将のセルヒオ・ラモスは、「バイエルンは偉大なチームで、長年それを示してきた。とても難しい相手だ」と、対戦相手に賛辞を送りつつ、マドリーがそれを上回ったと述べている。

「バイエルンの方がポゼッションで上回ったし、僕らは苦しんだ。だけど、全般的には2試合とも僕たちの方が良かった」

 ユベントスとの準々決勝でも判定が騒がれたマドリー。だが、彼らがフランス、イタリア、ドイツを代表するクラブを次々と倒し、決勝の地キエフへの切符を手にしたことは事実だ。はたして前人未到の3連覇はあるのか。ファイナルは、5月26日に行なわれる。
 

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