「これまで何度も助けられたのだから…」 ハメス、痛恨のミスを犯したGKウルライヒを気遣う

2018年05月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

「DFBカップ決勝に集中すべきだと思う」

試合後、長くピッチに座り込んだウルライヒ。ハメスをはじめ、バイエルンのスタッフ・チームメイトは失意の守護神を擁護した。 (C) Getty Images

 5月1日(現地時間)に行なわれたチャンピオンズ・リーグ(CL)準決勝の第2レグで、バイエルンはレアル・マドリーと2-2で引き分け、合計スコア3-4で敗退を喫した。
 
 第1レグを1-2で落として後がないバイエルンは、敵地での第2レグでは大部分の時間帯で攻勢を維持したが、後半開始直後、痛恨のミスでマドリーに勝ち越しを許してしまった。トリソのバックパスをGKウルライヒが後逸し、ベンゼマにこの試合2点目のゴールを"プレゼント"してしまったのだ。
 
 この後、マドリーからのレンタル選手であるハメスの同点ゴールで追いつき、最後の最後まで攻めたバイエルンだったが、相手GKナバスの好守連発やマドリーDF陣の粘りの守備により、準決勝進出へ繋がる"あと1点"は最後まで奪うことができずに終わった。
 
 試合後には、ひとりピッチに座り込んで動けないウルライヒの姿があり、彼はあまりのショックにメディア対応もできない状態だったという。そんな守護神に対し、ハメスは以下のように語っている。
 
「僕らは今回同様、第1レグでもミスで高い代償を払わされた。でも、GK(ウルライヒ)を責めるべきじゃない。彼はこれまで、僕らを何度も助けてくれたのだから」(『アス』より)
 
 失意の守護神を擁護する彼は、自チーム、そして古巣の出来をこう振り返った。
 
「僕らはとても良い試合をしたと思う。勝ってもおかしくなかった。それでもマドリーが勝ち上がったのだから、彼らもまた良いプレーをしたということだね」
 
 敗退については悔しがりながらも、彼はすでに前を見ている。
 
「とにかく、僕らは落ち着く必要がある。そしてDFBカップ決勝(5月19日にフランクフルトと対戦)に集中すべきだと思う」

次ページ【ハイライト動画】バイエルン猛攻も及ばず…マドリーが3年連続CL決勝へ!

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事