マドリーの決勝進出は見えていた!? 闘将S・ラモスが語る舞台裏「苦しんだけど、2戦合計で勝てばいい」

2018年05月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

3連覇への意気込みも語る。

試合終了直後には、安堵からかひざまずき、全身で喜びを表わしたS・ラモス。 (C) Getty Images

"エル・ブランコ"が前人未到の3連覇へ、あと一歩のところまで歩み進めた。

 現地時間5月1日に行なわれたチャンピオンズ・リーグ(CL)準決勝・第2レグで、本拠地サンチャゴ・ベルナベウにバイエルンを迎えたレアル・マドリーは2-2と引き分けたものの、2戦合計4-3で決勝進出を決めた。

 試合は決して楽ではなかった。開始3分にジョシュア・キミッヒに先制点を奪われ、その後、カリム・ベンゼマの2ゴールで逆転に成功したが、63分にハメス・ロドリゲスに同点を決められると、残り時間はバイエルンの攻勢にさらされた。

 それでも、ドイツ王者に逆転ドラマを演じさせなかったのは、やはり守備陣の奮闘があったからだ。キャプテンのセルヒオ・ラモスを中心としたDF陣は、球際で身体を張る捨て身のプレーでゴールを死守。また、守護神ケイラー・ナバスの好セーブも光った。

 試合後、チームを鼓舞し続けたS・ラモスは地元紙『Marca』に対し、苦しんだことを認めながらも、次のように語っている。

「長年に渡って彼らが証明してきたことだが、バイエルンは偉大なチームであり、骨太なチームでもある。だから僕らは、かなりポゼッションをされて苦しんだね。でも、僕らは2戦合計のスコアを意識していたんだ。結果として勝ち抜けられればいいってね」

 2005年夏の加入から在籍13年目を迎えたチーム最古参のキャプテンは、「決勝に向けて、しっかりと準備をするよ。だから、マドリディスタ(熱狂的なマドリー・ファン)には僕らを信じてほしい。僕らのなかにある白いDNAが、何かを示すつもりだ」と、キエフで迎える自身4度目となるCL決勝に向けて、早くも必勝宣言とも取れる発言をしている。

 欧州3連覇という偉業の達成を目指すマドリー。そんな最強軍団のキャプテンが放った誇り高き発言は、彼らに抜かりがないことを感じ取れるものだった。

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