無敗を保ってのリーガ制覇を喜ぶメッシ「イニエスタにこのうえなくふさわしい2冠」

2018年05月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

バルサの選手として32個目のタイトル。

デポルティボ戦でハットトリックを達成したメッシは、リーガでの通算ゴール数を32に伸ばし、2年連続5回目のピチーチ獲得に大きく前進。(C)REUTERS/AFLO

 バルセロナは4月29日、リーガ・エスパニョーラ第35節でデポルティボを4-2と下し、2シーズンぶり25回目となる優勝を決めた。

 チャンピオンズ・リーグ(CL)準々決勝でローマにまさかの大逆転を許し、ベスト8敗退に終わったバルサ。だが、21日に優勝を決めたコパ・デル・レイに続き、リーガをも制覇。見事に2冠を達成した。

 ハットトリックで優勝決定に華を添えたリオネル・メッシも、クラブ公式チャンネルで「リーグ優勝を達成できて、とても嬉しい」と喜んだ(スペイン紙『Marca』より)。

「僕らはこのリーグを制するのがどれだけ難しいかを知っている。だから、その価値を認め、祝福しなければいけない」
 
 しかもバルサは、無敗でリーガ優勝を決めた。そして2位アトレティコ・マドリーには11ポイント、宿敵レアル・マドリーには15ポイントもの大差を付けている。

 メッシは、「僕らは他のライバルたちを大きく上回った。1試合も負けていない」と胸を張った。

「敗れたのはコパのエスパニョール戦と、CLのローマ戦だけだった。とくにローマではとても予想外の結果となってしまった。でも、無敗でのリーグ優勝は非常に難しいもの。おかげでスペシャルなシーズンになったよ。困難もあったけど、屈することなくそれを乗り越えたんだ」

 バルサとそのサポーターにとって、残念な意味で特別だったのは、主将のアンドレス・イニエスタにとってはこれが、バルサでの最後のタイトルになってしまったことだ。

 メッシは「シャビやマスチェ(ハビエル・マスチェラーノ)のときと同じで、残念だよ。アンドレスはクラブのシンボル的な選手だからね」と、盟友との別れを悲しんだ。

「彼は最高の形で去ることになる。CL敗退で3冠が達成できなかったのは残念だけどね。それでも、彼にこの上なくふさわしい2冠だ。彼のために嬉しく思うし、今後の彼の幸運を願いたい」

 イニエスタとともに歴代最多となる32個目のタイトルをバルサで手に入れたメッシ。次の目標はもちろん、悲願のワールドカップ制覇となる。
 

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