「大勝に調味料を足した」堂安律の今季9点目を蘭紙が絶賛! 王者との最終節で“スアレス超え”に挑む!!

2018年04月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

日本代表へのサプライズ招集にも高まる期待

冷静なフィニッシュワークでチームの大勝を呼び込んだ堂安。日本のヤングスターは着実に評価を高めている。 (C) Getty Images

 オランダで成長を続けるヤングスターの勢いが止まらない。

 現地時間4月29日、フローニンヘンに所属する堂安律は、エールディビジ第33節のエクセルシオール戦に先発し、今シーズンのリーグ9ゴール目、公式戦10ゴール目を記録した。

 リーグ15試合連続先発となった堂安に見せ場が訪れたのは、チームが2点をリードした70分だ。左サイドから仕掛けたヨエル・ファン・ニーフがゴール前へクロスを供給すると、相手GKがキャッチしきれずに後逸。これを逆サイドから走り込んでいた堂安が無人のゴールへ沈めた。

 今月15日のローダ戦以来2試合ぶりの得点を挙げた堂安の活躍もあり、フローニンヘンは4-0と快勝。これでエールディビジ4戦負けなし(2勝2分)とした。

 4月23日にガンバ大阪からの完全移籍が決まり、新たに3年契約を締結させたレフティーは、クラブの歴代10代選手によるエールディビジでのゴール記録でオランダ代表FWアリエン・ロッベン(現バイエルン)に肩を並べていたが、これで同記録単独3位に浮上している。
 

 そんな堂安へは、オランダ・メディアも賛辞を贈っている。

 衛星放送「FOX Sports」のオランダ版が「GKの(オグムンドゥル・)クリスティンソンの大失態後に、リツ・ドウアンは冷静にフィニッシュした」と綴れば、全国紙『Telegraaf』はマッチレポート内で「ドウアンがフローニンヘンの大勝に、日本の調味料を付け足した」と、勝利を決定付けたゴールを絶賛した。

 メディアからも称えられる"ロッベン超え"をやってのけた堂安の上を行くのは、10点を挙げた元オランダU-21代表FWリハイロ・ジブコヴィッチ(現オースデンデ)とルイス・スアレス(現バルセロナ)である。

 現地時間5月6日に行なわれるエールディビジ最終節のPSV戦では、今シーズンの覇者を相手にしての"スアレス超え"なるかが注目される。もしこれを達成すれば、ロシア・ワールドカップに向けた日本代表へのサプライズ招集、そして欧州メガクラブへのステップアップ移籍の可能性も、一気に高まってくるはずだ。

次ページ【動画】ロッベン、スアレス、そして堂安! フローニンヘン公式によるゴラッソ集

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事