FC東京の快進撃は“この男の一振り”から始まった

2018年04月29日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

4節の湘南戦を境に

目下絶好調のD・オリヴェイラ。独特のステップでのPKも必見だ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト編集部)

 前節の広島戦に続き、今節の名古屋戦でも3ゴールを奪って勝利。これまで「勝負弱い」と言われてきたFC東京がこのところ力強いパフォーマンスで白星を手にしている。

 しかし、シーズン開幕から好調だったかと言えばそうではない。浦和とのホーム開幕戦に引き分けると、2節の仙台戦、3節の磐田戦はいずれも完封負けとむしろ最悪に近いスタートだった。そうした悪い流れを断ち切るうえで極めて重要な仕事をしたのが、FWのディエゴ・オリヴェイラだった。

 4節の湘南戦での、これぞワールドクラスという強烈なミドルで叩き込んだ決勝弾こそ、FC東京にビッグウェーブを呼び込む一撃だったのだ。
 
 この4節以降、FC東京はリーグ戦で7勝1敗と波に乗っている。快進撃の立役者が、その8試合で9ゴールを決めているD・オリヴェイラ(6節の長崎戦ではハットトリック)なのは今さら言うまでもない。

 自らの一振りでFC東京に勢いを呼び込み、自らも無双状態に。得点ランクトップの9ゴール(4月28日現在)をマークしているD・オリヴェイラが、マークが厳しくなるだろう今後も決定的な仕事をこなせるか。FC東京がリーグ制覇を成し遂げる最大の鍵は、そこにあるかもしれない。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

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