本田圭佑がパチューカ退団について注目発言!「ここを去る可能性もある」「金銭が問題じゃない」

2018年04月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「世界を良くしたい」と語る男の想いは…

連日のように去就に関する話題が地元メディアで伝えられる本田が、自らの考えをツイッターで明かした。 (C) Getty Images

 去就が注目されているパチューカの本田圭佑が、ついに自身の考えを明かした。

 現地時間4月26日、4月26日に米スポーツ専門チャンネル『ESPN』メキシコ版が伝えたのは、「パチューカは今シーズンいっぱいで満了となる本田の現行契約は条件面で折り合わないため延長しない。本田にはスペインやMLSのクラブが関心を寄せている」というものだった。

 さらにパチューカのディエゴ・アロンソ監督も、「決断は"ロシア"の後になされる。これは明確だよ」とし、ロシア・ワールドカップ終了後となる7月以降に日本代表MFがなんらかの回答をクラブ側に示すことを示唆した。

 世間を賑わす自身の去就に対して、本田は28日に公式ツイッターを更新し、スペイン語で現状を告白した。

「親愛なるメキシコのみなさんへ。僕は自分自身で考えていることの一部分を共有したいと思う。パチューカを去る可能性もあるけど、それは金銭的な理由ではない。現時点で僕はクラブと交渉していないし、1年前にクラブと契約を交わした時も、この考えが基本にあった」
 

 一部メディアは、パチューカの提示する年棒が自身の求める額を下回ったため、契約が延長されないとも伝えられた。だが、本田は「そこに論点はない」と言う。金銭面が問題なのではないと強調したのだ。

 では、なにが優先されるのか。本田はその点についても明らかにした。

「僕は世界をもっと良くしたいと思っている。その中でなにができるのか、自分は常に新しいことに挑戦したいと思っている。僕をいつも支えてくれている仲間のディエゴ、マルコ、アンドレス、ヘススやみんなを愛している。パチューカやメキシコのすべての人びとが、僕にとっては家族のような存在だと思っている」

 昨夏のパチューカ加入直後こそ、ふくらはぎの肉離れや環境に適応することに時間を要した本田だが、1月から始まった後期リーグではレギュラーに定着。第16節終了時点で7ゴール・7アシストの活躍ぶりだ。

 不遇をかこったミラン時代からパチューカ不死鳥のごとく甦った本田。はたして彼はメキシコに残るのか、それとも自身が興味を示すビジネス面でも有益なMLS、もしくはヨーロッパに舞い戻るのか。「世界を良くしたい」と考える男の、ベストな選択に注目が集まる。
 
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