ブレーメンが獲得に本腰!? 日本代表FW、大迫勇也のプレーを指揮官&SDが直接チェック!

2018年04月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

土曜日のゲームで引き分け以下なら降格が…

今季はここまで4得点とゴールは少ないが、前線で孤軍奮闘の印象が強い大迫。ドイツ国内での評価は高く、市場に出れば人気銘柄となるか。(C)Getty Images

 いよいよ待ったなしの崖っぷちだ。日本代表FW大迫勇也が所属する1FCケルンだ。
 
 残り3節となったブンデスリーガで最下位に低迷。2部リーグ3位との入れ替えプレーオフに回る16位(フライブルク)との差は8ポイントだ。土曜日の32節ではそのフライブルクの本拠地に乗り込むが、もしその一戦が引き分けか黒星で終われば、5年ぶりの2部降格が確定する。
 
 大迫のみならず、数多のタレントがひしめくケルン。GKティモ・ホルン、MFヨナス・ヘクター、DFホルヘ・メレ、MFレオナルド・ビッテンコート、DFドミニク・ハインツ、MFサリフ・エズジャンなど枚挙に暇がない。降格となればある程度の「草刈り場」となるのは覚悟しなければならないだろう。大迫は2020年6月まで契約を残すが、そこはトップリーグでのプレーにこだわるはずだ。

 
 ドイツのサッカー専門サイト『FUSSBALL TRANSFERS』が可能性を報じたのが、名門ヴェルダー・ブレーメンからの関心である。前節のシャルケ04戦(2-2の引き分け)が行なわれたケルンの本拠地を、ふたりの要人が訪れた。ブレーメンのフロリアン・コーフェルト監督と、スポーツ・ダイレクターのフランク・バウマン氏だ。同メディアは「ビッテンコートとエズチャンが目当てだったようだが、オオサコにも熱視線を送っていた。日本人ストライカーは2部リーグでプレーすることを良しとしないだろう。そのことをブレーメンはよく理解しており、市場に出されるのを待っているのだ」と予測した。
 
 ブレーメンは現在12位。欧州カップ戦出場はすでに逃しており、残留は確定させている。31節を終えて34得点しか奪えていない攻撃力の強化が急務で、新CFを含めた前線の刷新が不可欠。大迫に白羽の矢が立ってもおかしくはない。
 
 いずれにせよ、大迫自身は最後まで残留の望みを捨てておらず、来シーズンもケルンの一員として1部リーグを戦いたいと考えている。フライブルク戦から3連勝を飾れば、あるいはミラクルが起こるかもしれない。
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