あるぞ逆転でのW杯メンバー入り! 絶好調ファン・ウィジョの視察に韓国代表監督が来阪!

2018年04月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

この半年間はA代表からのコールなし

10戦6発と気を吐くファン・ウィジョ。怪我人続出のG大阪攻撃陣にあって、頼れる新エースがゴールを量産中だ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 敵地で5連敗を喫するなど、今季ここまで2勝1分け7敗の17位と低空飛行を続けているガンバ大阪。そんななかでも明るい材料となっているのが、韓国人FWファン・ウィジョの奮闘だ。
 
 目下、J1リーグで10戦6発と大当たり。4-2-3-1システムの右サイドやCFで起用され、どこからでも貪欲にシュートを撃ち込む姿が印象的だ。昨年夏の加入直後は粗削りな部分ばかりが目立ち、周囲との連携を欠く場面を頻発させたが、今季は春先からしっかりとチームメイトの信頼を得て、持ち前のゴールセンスを爆発させている。
 
 現在25歳。年代別の韓国代表に名を連ねてきたエリートだが、A代表は常に当落線上を行ったり来たりで、最後にコールアップされたのは昨年10月の欧州遠征(ロシア、モロッコと対戦)までさかのぼる。戦績も11試合で1得点と振るわず、ロシア・ワールドカップの登録23名入りは難しいだろうと見られていた。

 
 そんなファン・ウィジョの元に、朗報が届いた。4月27日、韓国の複数メディアが伝えたところによると、A代表のシン・テヨン監督が来日し、4月28日と29日の両日にJリーグを視察するというのだ。土曜日にヴィッセル神戸vs川崎フロンターレ戦をチェックしたのち、日曜日にG大阪vsサガン鳥栖戦を観戦予定。全国紙『スポーツソウル』は「神戸がGKキム・スンギュ、MFチョン・ウヨン、川崎がGKチョン・ソンリョン、鳥栖がDFチョン・スンヒョン、そしてG大阪ではストライカーのファン・ウィジョがお目当てだ。好調を維持しており、フレッシュな活躍を見せている」と報じた。
 
 韓国代表の前線は絶対的エースのソン・フンミン(トッテナム・ホットスパー)を筆頭に、キム・シンウク(全北現代)、ファン・ヒチャン(レッドブル・ザルツブルク)、さらには元G大阪のイ・グノ(江原FC)など多士済々。だがファン・ウィジョも勢いとコンディションの良さでは見劣りしない。飛び道具としての存在価値は低くないはずだ。
 
 はたして意外性の点取り屋は、大逆転でロシア行きの切符を掴むか。代表監督が見守るなか、鳥栖戦でのゴールに期待がかかる。

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