「信じられない!」「こんな終わり方ってあり?」無情すぎるホイッスルで劇的決勝点が幻に…

2018年04月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

時計の針がちょうど95分を指したその瞬間に

ウルグアイ人主審に詰め寄るフラメンゴの選手たち。その笛はあまりにも厳格すぎた。(C)Getty Images

 南米のコパ・リベルタドーレスで"悲しすぎるエンディング"が演じられた。
 
 水曜日夜に行なわれたサンタフェ(コロンビア)vsフラメンゴ(ブラジル)の強豪対決だ。前節でも対戦した両雄。サポーターの暴力行為によって無観客試合を言い渡されたフラメンゴの本拠地マラカナンで開催されたゲームは、1-1のドローに終わっていた。迎えたボゴタでのリターンマッチは、立ち上がりから白熱の攻防戦となったが、両チームとも決め手を欠き、0-0のまま終盤へ。アディショナルタイムの表示は5分。まさに時計の針が95分を指そうとするなか、フラメンゴに劇的な決勝点が生まれるのだ。
 
 自陣深くでトラップミスした相手DFからボールを奪った途中出場のFWジェバニーニョが、そのままエリア内に持ち込み、GKロビンソン・サパタを左足のショットで豪快に抜いた。しかし! なんとこのゴールは認められなかったのである。その直前にウルグアイ人主審ダニエル・フェドルチュクがタイムアップの笛を吹いていたからだ。

 
 フラメンゴは選手もスタッフも猛然と抗議し、審判団に詰め寄る。指定のアディショナルタイムは確かに数秒過ぎていたが、通常はゴールチャンスが近ければアドバンテージで続行され、その結末を待ってから終了となるはずだ。ライブ中継した実況アナウンサーも「え? どこで笛が鳴った? こんな終わり方でいいのか!」と絶叫し、「信じられない。フラメンゴの選手たちが怒るのも無理はない」と擁護した。
 
 試合は結局スコアレスドローのまま終了し、フラメンゴにとっては無情のホイッスルとなった。1勝3分けの勝点6でなんとか首位をキープしたものの、グループリーグはリーベル・プレート(アルゼンチン)、エメレク(エクアドル)、サンタフェと強豪揃い。まさに痛恨の2ポイントロスだ。
 

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