【神戸】これぞ美技! 先制点をお膳立てしたポドルスキが見ていた“光景”

2018年04月25日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

「裏をかいて、縦に放り込みました」

見事なチップキックで三田のゴールをアシストしたポドルスキ。相手の裏をかくワンプレーだった。写真:徳原隆元

[J1リーグ10節]鹿島1-1神戸/4月25日/カシマ
 
 鮮やかなゴールだった。34分、相手DFの背後を突いた三田啓貴が、自分に向かってくるボールをヘッドで押し込み、鹿島ゴールのネットを揺らした。
 
 アシストしたのはポドルスキ。神戸がリードを奪った得点シーンを次のように振り返る。
 
「ふたりの選手が走り出していたのは見えていました。難しいゴールだったと思うけど、三田選手はよく決めてくれました」
 
 ゴールまでやや遠い位置で、藤田直之からの横パスをフリーで受ける。ポドルスキからすれば、十分にシュートレンジだ。実際、左足でシュートモーションに入る。しかし次の瞬間、チョンとボールをつま先で軽く蹴って、浮き球のパスをゴール前に供給する。
 
「右からボールが来て、完全に良い形でのシュートポジションでした。みんなもたぶん、そう思っていただろうなかで、すごく良い走り出しがあった。そういう意味で、裏をかいて、縦に放り込みました。そういう感じです」
 
 ポドルスキの確かな技術と戦術眼が凝縮されたアシストだった。
 
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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