札幌DF進藤の決勝弾にサイレント・トリートメント? 放置? 本人は「ああいうスタイルで祝ってもらえれば」

2018年04月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

キャラクター全開のヒーローインタビューに

決勝点となる今季3得点目を挙げた進藤。ヒーローインタビューでは、独特なキャラクターでファンを楽しませた。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ10節]札幌2-1横浜/4月25日/札幌厚別

 札幌が21歳の俊英DFの今季3得点目で逆転勝利を収めた。

 勝負を決めた一発は66分に生まれた。横浜の中盤でのパスをカットした菅大輝がそのまま持ち上がり、左足で鋭いクロスを入れると、これにカウンターの流れから攻め残っていたDFの進藤亮佑が頭から突っ込み、ダイビングヘッドでゴールネットを揺らした。

 逆転弾のヒーローは、歓喜の表情でコーナーフラッグ付近へと駆け出したが……。進藤のもとへ駆けつけた仲間は、ベンチのわずか数人。エンゼルスの大谷翔平も洗礼を受けたメジャーリーグで流行のサイレント・トリートメントかと思いきや、いつまでも仲間が駆け寄ってくる気配はなく、結局進藤が自らベンチ前にできていた歓喜の輪に飛び込む格好となった。

 この進藤のゴールが決勝点となり、殊勲の35番は試合後にヒーローインタビューに対応。すると、インタビュアーにこのシーンについて「ゴールの後、ひとりぼっちになっちゃいましたね」と問われた進藤は、「なんかマイクの音量が入ってないみたいなんですけど…」と、とぼけつつ、「まあ、しっかりああいうスタイルで祝ってもらえればいいと思います」とチームメイトからの独特の祝福にまんざらでもない様子。

 さらに、次戦以降への意気込みを聞かれ、「今日もたくさんの応援ありがとうございました。次も勝ちたいと思いますんで…」と真面目に話していた進藤だったが、なにやら客席から飛んだ男性の声に反応。それまでより1オクターブ高い声に変わり、「また次節から頑張っていきたいと思いますんで、応援の程よろしく、よろしく、お願いします」と、締めた。

 ヒーローインタビューは、まさに進藤のキャラクター全開の独り舞台となっていた。

【札幌2-1横浜 PHOTO】聖地厚別で札幌が逆転勝利、7戦無敗!
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