「信じないのなら家にいればいい」 リバプールに大敗したローマ指揮官は大逆転の再現を誓う

2018年04月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

バルサの大逆転劇を再び演じられるか!?

敗軍の将となってしまったディ・フランチェスコだが、その鋭い眼光は、すでに本拠地での第2レグへと向けられていた。 (C) REUTERS/AFLO

 4月24日(現地時間)、チャンピオンズ・リーグ(CL)準決勝第1レグが行なわれ、リバプールが5-2でローマを下した。

 準々決勝で強敵バルセロナから大逆転勝利を挙げたローマは強い意気込みを持って臨んだが、立ち上がりからモハメド・サラーを中心としたリバプールの攻撃陣についていくことができずに5失点を献上。脆くも敗れ去った。

 試合後、敗軍の将となってしまったエウゼビオ・ディ・フランチェスコは、「後半開始時にあんな形で多くのゴールを許すとは思っていなかった。中盤でのせめぎ合いでも負けていたし、結果に影響を与えるのは難しかった」と反省しきりだった。
 

 その一方で2つのアウェーゴールという収穫を手にしたのも確かだ。81分にエディン・ゼコ、85分にディエゴ・ペロッティが、それぞれ決めたゴールは逆転への唯一の希望である。ディ・フランチェスコは、準々決勝でバルセロナを相手にやってのけた、3点差を覆しての逆転劇の再現を誓っている。

「我々には信じる権利がある。そして希望もまだ残っている。我々はバルセロナ戦とは違う、質の高いチームになることを信じなければならない。サポーターたちは我々の後ろにいてくれる。

 何より、個々が改善する必要がある。このレベルでプレーする時には、試合の途中で自分たちの強みは何かということに気づかなければいけない。いずれにしても、まだ終わっていない。もし、我々ローマが(逆転を)できると信じていない人々がいるのなら、来週は家にいればいい」

 やや強い口調で「逆転できる」と豪語した48歳の知将ディ・フランチェスコ。その言葉通り、ローマは再びドラマチックな試合を演じられるのだろうか。5月2日に本拠地スタディオ・オリンピコで行なわれる第2レグの行方から目が離せない。

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