「驚異的かつ無慈悲」「誰にも止められない」怒涛の2G2A! 古巣ローマを蹴散らしたサラーに英紙も感嘆!!

2018年04月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

怒涛のゴールラッシュを呼び込んだサラー。

古巣対戦ということもあって、ゴール後はオーバーなリアクションはしなかったサラーだが、その瞳は喜びに満ちていた。 (C) Getty Images

 現地時間4月24日、チャンピオンズ・リーグ(CL)準決勝第1レグがアンフィールドで行なわれ、リバプールがローマを5-2で下し、決勝進出に向けて先手を取った。

 リバプールが大差をつけたこの一戦において、目を見張る活躍を見せつけたのはエジプト代表FWモハメド・サラーだった。

 今シーズン開幕前にローマからやってきた韋駄天は、まず36分に見せ場を得る。右サイドからカットインしてボックス内に侵入してシュート! この鋭い弾道のボールがゴール左上へと吸い込まれ、貴重な先制弾となったのだ。

 この1点でチームに勢いをつけたサラーは、前半アディショナルタイム1分にも追加点を挙げる。ロベルト・フィルミーノのスルーパスに抜け出すと、相手GKアリソンとの1対1をループシュートで冷静に制して再びネットを揺らしたのだ。

 波に乗ったサラーの勢いは後半に入っても衰えることなく、56分に鋭いクロスからサディオ・マネのゴールをお膳立てし、61分にはフィルミーノにお返しのアシストをマークした。

 試合終盤に2失点を献上したものの、決勝進出へ前進したリバプールを牽引したサラー。そんな"エジプト王"の殊勝なパフォーマンスは、英国メディアを唸らせるものとなった。

 英紙『The SUN』は、「誰もサラーを止められない。そしてリバプールも止めることができない」と銘打ち、サラーの活躍ぶりを次のように褒めちぎった。

「落ち着きのなかったサポーターを、期待通りのパフォーマンスで安堵させた。それは実に驚異的かつ無慈悲で、威圧的な、本当に素晴らしいパフォーマンスだった。CLで11ゴールを挙げ、アンフィールドで10試合連続ゴールを決めるというのは特別な成果である。エジプト王は常に画期的で、アリソンから挙げた2点目ではワールドクラスの冷静さを見せつけた」

 サラーをベタ褒めした同紙はさらに、イングランド勢では2011-12シーズンのチェルシー以来となる決勝進出へ前進したリバプールへ期待を寄せている。

「リバプールは、強力なパフォーマンスを披露した。彼らはアンフィールドの熱狂的な群衆にはやし立てられ、常に凄まじい熱量と欲望を与えられ続けた。今の彼らなら、ヨーロッパでのカップ数を5から6にできるかもしれない」

 はたして、リバプールは悲願である欧州制覇に向けて階段を駆け上がれるのか。注目の第2レグは、現地時間5月2日にローマの本拠地スタディオ・オリンピコで開戦する。

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