「我らがレジェンドになれ!「最高の補強だ」堂安律のフローニンゲン完全移籍をファンが大絶賛!

2018年04月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

クラブTDも「称えられて然るべき若者」とベタ褒め

目下絶好調の堂安が晴れてフローニンゲンと3年契約。勢いのままに日本代表から初招集を受けるか!? 大注目だ。(C)Getty Images

 現地時間4月23日、オランダ・エールディビジのフローニンゲンは、所属するMF堂安律の完全移籍が成立したと発表。昨夏にガンバ大阪から期限付き移籍で加入し、5月1日が買い取りオプションの行使期限となっていたが、200万ユーロ(約2億6000万円)の移籍金で交渉はまとまったという。晴れて2021年6月までの3年契約を結んだのだ。
 
 移籍当初こそオランダのスピーディーな試合展開に馴染めなかった堂安だが、持ち前のポジティブな性格と戦術理解度を発揮してチーム内でのステータスを高め、瞬く間に2列目の定位置を掴んだ。ここまで27試合に出場し、8得点・4アシストをマーク。かつて十代の頃に同クラブでプレーしたアリエン・ロッベン(現バイエルン・ミュンヘン)は6得点が最高値で、地元メディアが「ロッベンを超えるセンセーショナルな活躍」と称えるほどだ。いまやプライド・オブ・ノース(北の誇りの意でフローニンゲンの愛称)の攻撃陣に欠かせない、重要なピースとなっている。
 
 テクニカル・ディレクターを務めるロン・ヤンスは、地元テレビ局『RTV NOORD』の取材に応じ、19歳の日本人アタッカーをこう評した。
 
「わずかな時間ですぐにチームに溶け込み、フローニンゲンの風土にも適応して見せた。称えられて然るべき若者だよ。ドウアンと将来について話した時、彼はフローニンゲンが獲得に動いた勇気に感謝していた。そして彼は言ってくれたよ。フローニンゲンでの日々は幸せだし、充足感に満たされているとね。我々のドウアンに対する評価は、スタンドでそのパフォーマンスを見守ってきた観衆やサポーターと寸分も変わらない。彼はすべての者から、大きな信頼を勝ち取ったんだ」

 
 クラブの公式ツイッターもすぐさまこの一報を投稿。するとファンから賛辞の声が相次いだ。「待ってました、最高の補強だ!」「我らのレジェンドになってくれ」「どうなるかと心配していたがホッとした」「娯楽を運ぶヤングスター」「ずっと観ていたいタレントだ」などなど、枚挙に暇がない。
 
 アヤックスやPSVアイントホーフェンなど同じオランダの強豪からの誘いもあったが、これを固辞し、あえて中堅クラブでの出場機会にこだわった。その選択が正しかったことを、堂安はみずからの出色のパフォーマンスで証明し続けている。
 
 シーズンは残り2試合。日本代表からの初招集を掴むためにも、ゴール数を二桁の大台に乗せて有終の美を飾りたいところだ。
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