顔面骨折を負うもゴール死守!ガンバ守護神の“本能のセーブ”がベスト5セーブ1位に!!

2018年04月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

顔面強打で一瞬、ピッチにうずくまりかけたが…

痛々しく右眼が腫れ上がった東口。受傷後も立ち上がり、ゴールを守り切った。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部

 J1リーグは、4月21日・22日に9節の9試合を開催。24日、DAZN公式ツイッター上では、9節の「DAZN週間ベスト5セーブ」が発表された。

 今節のナンバーワンの評価を受けたのは、ガンバ大阪の守護神、東口順昭だ。セレッソ大阪との「大阪ダービー」で飛び出したビッグセーブは16分のこと。C大阪の後方からのロングフィードに対し、東口とセンターバックの三浦弦太がこれに対応。すると、味方同士の両者が空中で激しく衝突。三浦は顔を抑えてピッチにそのまま倒れ込み、東口も一瞬ピッチ上にうずくまりかけた。

 しかし、こぼれ球はC大阪側にわたり、ボールを拾った杉本健勇はそのままプレーを続行。右サイドへの展開からクロスが供給されると、これを柿谷曜一朗がヘディングシュート。ボールは枠を捉えたが、顔面を強打していた東口が必死にゴールマウスに戻り、見事なダイビングセーブでガンバゴールを死守した。

 一連のプレーの後、三浦の頭部を顔面にもろに受けた東口はしばらく立ち上がれず、右眼付近が腫れ上がり、交代を余儀なくされてしまった。24日にはクラブから「右頬骨骨折(みぎきょうこつこっせつ)、右眼窩底骨折(みぎがんかていこっせつ)」という診断結果が公表されている。倒れ込んでもおかしくない状態の中でチームの危機を救った、まさに本能のセーブと言えるだろう。

 その後、東口からバトンタッチした林瑞輝も再三ファインセーブでゴールを守り切り、G大阪が1対0で勝利。G大阪は、いまだ降格圏ながら最下位脱出を果たしている。
 
 またランキングの2位は、ク・ソンユン(札幌)、3位は林彰洋(FC東京)で、いずれも至近距離からのシュートを見事にストップ。4位は東口に代わって投入された林のループシュートへの好対応。5位は首位広島の堅守を支える林卓人のジャンプ一番の好セーブとなった。

 J1リーグは、4月25日に早くも節目の10節を迎える。次節はどんなビッグセーブが飛び出すのか楽しみだ。
 

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