日曜日に長谷部から直電で謝罪を受けて…
疑惑の判定だったとはいえ先制PKを与え、最後は肘打ち行為で一発退場となった長谷部(左)。ヘルタ戦は痛恨の一戦となった。(C)Getty Images
日本代表キャプテンが起こした"エルボー事件"が波紋を広げている。
現地時間4月21日に行なわれたブンデスリーガ31節、アイントラハト・フランクフルトvsヘルタ・ベルリンの一戦、その80分だった。ホームチームのリベロ、長谷部誠がデュエルの局面で相手FWデイビー・ゼルケに肘打ちをお見舞いし、一発レッドを食らったのである。
58分、ヘルタにPKが与えられた場面でも対峙した両雄。エリア内で切り返しを敢行した直後にゼルケは倒れたが、長谷部にファウルがあったかどうかは微妙な情勢だった。最終的にVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によってファウルとジャッジされるのだが、それだけでなく試合を通じて激しいマッチアップを繰り広げていただけに、複数のドイツ・メディアは長谷部のイライラが爆発したのだろうと憶測していた。試合はフランクフルトが0-3の完敗を喫している。
現地時間4月21日に行なわれたブンデスリーガ31節、アイントラハト・フランクフルトvsヘルタ・ベルリンの一戦、その80分だった。ホームチームのリベロ、長谷部誠がデュエルの局面で相手FWデイビー・ゼルケに肘打ちをお見舞いし、一発レッドを食らったのである。
58分、ヘルタにPKが与えられた場面でも対峙した両雄。エリア内で切り返しを敢行した直後にゼルケは倒れたが、長谷部にファウルがあったかどうかは微妙な情勢だった。最終的にVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によってファウルとジャッジされるのだが、それだけでなく試合を通じて激しいマッチアップを繰り広げていただけに、複数のドイツ・メディアは長谷部のイライラが爆発したのだろうと憶測していた。試合はフランクフルトが0-3の完敗を喫している。
接触から7分後にピッチを去ったドイツ人FWゼルケ。ベルリンに戻ってから精密検査を受けたところ、大事には至らなかったものの頬骨は打撲で腫れ上がっており、数日間は安静が必要と診断された。地元紙『BZ』がその最新の声を拾い、紹介している。
「あの場面では、ハセベのエルボーをもろに頬に食らってしまった。痛みが引かなくて、結果的に交代になってしまったのは本当に残念だったよ。もっと酷かったのは試合後さ。あんな状況なのに、ドーピングコントロールに行かなければならなかったんだからね」
そして、ひとつの新事実を明らかにした。日曜日になって、長谷部本人から電話で謝罪を受けたというのだ。
「電話をしてきてくれて、彼は謝ってくれた。なかなかできることじゃない、本当に偉大な振る舞いだよ! 僕は怒ってはいないし、これ以上荒立てる気なんてさらさらない。これもフットボールの一部だから」
ただ、疑惑のPKジャッジについて問われると、「あれは正しい判断だった。僕は間違いなく倒されたんだ」とあらためて主張し、ヘルタの強化責任者マイケル・プリーツも「デイビーのスピーディーな動きに(長谷部は)付いてこれなかったんだ。彼の身体能力が生んだPKさ」と後押しした。
「あの場面では、ハセベのエルボーをもろに頬に食らってしまった。痛みが引かなくて、結果的に交代になってしまったのは本当に残念だったよ。もっと酷かったのは試合後さ。あんな状況なのに、ドーピングコントロールに行かなければならなかったんだからね」
そして、ひとつの新事実を明らかにした。日曜日になって、長谷部本人から電話で謝罪を受けたというのだ。
「電話をしてきてくれて、彼は謝ってくれた。なかなかできることじゃない、本当に偉大な振る舞いだよ! 僕は怒ってはいないし、これ以上荒立てる気なんてさらさらない。これもフットボールの一部だから」
ただ、疑惑のPKジャッジについて問われると、「あれは正しい判断だった。僕は間違いなく倒されたんだ」とあらためて主張し、ヘルタの強化責任者マイケル・プリーツも「デイビーのスピーディーな動きに(長谷部は)付いてこれなかったんだ。彼の身体能力が生んだPKさ」と後押しした。