【ハンブルク×フライブルク展望】残留争いの直接対決、後がないハンブルクのキーマンとなる日本人選手

2018年04月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

酒井は左SBでの出場となる可能性あり

故障者:ハンブルク=ヴァグノマン(DF)、ミュラー(MF) フライブルク=アブラシ(MF)、フランツ(MF)、ラベ(MF)、スタンコ(MF)、ニーダーレヒナー(FW)
出場停止:ハンブルク=D・サントス(DF) フライブルク=なし

ブンデスリーガ第31節
ハンブルク × フライブルク
4月21日(土)15:30(日本時間22:30)キックオフ/フォルクスパルク(ハンブルク)
 
ハンブルク
前節までの成績:17位 勝点22 5勝7分け18敗 23得点48失点
フライブルク
前節までの成績:16位 勝点30 6勝12分け12敗 26得点50失点
 
注目ポイント
●崖っぷちのハンブルクだが、勝てば残留争いに波乱を起こす可能性も
●チャンスを作り続ける必要があるハンブルクは伊藤がキーマンに
●フライブルクは得点力が低いため、先制点が勝敗の鍵を握る!?
 
 いよいよ追い詰められたハンブルク。14位ヴォルフスブルク、15位マインツ、そして今回対戦する16位のブライブルクとの勝点差は8で、今節にも自動降格が決まる可能性があったが、金曜日にヴォルフスブルクがボルシアMGに0-3で敗れたことで、とりあえず望みは繋いだ。
 
 しかし、勝点1差の最下位ケルン(今節は2位シャルケと対戦……)同様に崖っぷちの状況は何ら変わらず、残り試合では勝利のみが求められる。ただ、残留争いの直接対決となる今節に勝って勝点差を5に縮めれば、当該チームの残り試合のカードを見ても、最後に波乱を起こせる可能性はある。
 
 必勝を期して臨む一戦、ハンブルクで注目したいのは伊藤達哉とコスティッチの両翼だ。常にアグレッシブでフィニッシュにも頻繁に絡む後者(逸機も多いが)はシーズンを通して重要な存在だが、伊藤は終盤に入って突如、存在感を強めてチームにアクセントをつけている。
 
 29節(3-2の勝利)でシャルケを苦しめたような圧力を相手にかけ続けた上で、できるだけ多くのチャンスを作ってゴールに結び付けることが必要されるホームチームにおいて、伊藤はチャンスメイクの部分でキーマンとなるだろう。
 
 クラブ史上初の2部降格時のキャプテン、という不名誉だけは何とか避けたい酒井高徳は、今節もSBとしての先発出場が濃厚だが、ヴァグノマンが膝にトラブルを抱えているため、彼が外れてディークマイアーが右に入り、酒井は左に移る可能性もある。
 
 4連敗中のフライブルクは直近7試合で未勝利(2分け5敗)。しかも3試合連続無得点、過去10試合までさかのぼってもゴール数わずか4と、得点力は極めて低い。この点ではハンブルクはわずかだが上回っているだけに、先制点を奪って有利に試合を進めたいところだ。
 
 なお14節での対戦では、スコアレスドローに終わっている。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事