なでしこ高倉監督、うっ憤晴らした! 豪州との再戦に「とにかく決着をつけたかった」

2018年04月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「耐え忍べばチャンスが来ると分かっていた」

なでしこジャパンをアジア連覇に導いた高倉監督。来年はW杯、再来年は五輪と、今後は世界の舞台へ臨む。(C) Getty Images

[女子アジアカップ]日本 1-0 オーストラリア/4月21日/ヨルダン

 なでしこジャパンがアジア女王の座を守り抜いた!

 終始オーストラリアに攻め込まれ、苦しい試合となった試合は84分に飛び出した横山久美のゴールで日本が1対0で勝利。アジアカップ連覇を達成した。

 なでしこジャパンの高倉麻子監督は、試合を振り返り「本当にみんなが身体を張ってよく守って、ワンチャンスをモノにしてくれたと思う」と、ピンチの連続を堅守で凌ぎ、相手の一瞬のスキを見逃さなかった選手たちを讃えた。

 決勝の相手は、グループステージでも対戦していたオーストラリア。次ラウンド進出を確定させるためとはいえ、同点となってからの残り5分間を"暗黙の了解"で最終ラインでの時間稼ぎに費やし、指揮官自身も「もっとアグレッシブに行きたかったが…」と語り、モヤモヤが残った。
 
 それゆえ、高倉監督も「決着をつけたいという想いがあった」と、この一戦に懸ける強い決意があったことを告白。そして、「相手がやって来ることは分かっていたし、そこを耐え忍べばチャンスが来るのも分かっていた。(選手が)よくやってくれた」と、しぶとく食らいついてワンチャンスをモノにする、プラン通りの戦いでグループステージでのうっ憤を晴らした。

 来年は再びアジア女王として、フランスで開催されるワールドカップに挑むなでしこジャパン。指揮官は本大会、さらには2年後の東京五輪を見据え、「まだまだスタート地点に立ったばかり。みんなでまた力を合わせて成長していきたい」と抱負を語った。

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