【エイバル×ヘタフェ展望】乾貴士と柴崎岳、ついにリーガの舞台で日本人対決が実現か

2018年04月21日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

バレンシア撃破で波に乗るヘタフェ、エイバルにも浮上の兆し。

故障者/エイバル=アルビージャ(DF)、F・リコ(MF)、S・エンリク(FW) ヘタフェ=アランバリ(MF)
出場停止/エイバル=なし ヘタフェ=J・モリーナ(FW)

リーガ・エスパニョーラ第34節
エイバル対ヘタフェ
4月21日(土)13:00(日本時間20:00)キックオフ/イプルーア(エイバル)

エイバル

前節までの成績:12位 勝点43 12勝7分け14敗 37得点・46失点
ヘタフェ
前節までの成績:9位 勝点45 12勝9分け12敗 38得点・31失点


[注目ポイント]
●乾と柴崎は同じピッチに立つのか
●エイバル攻撃陣がヘタフェの堅守を打ち破れるか
●ヨーロッパリーグ出場へ、望みを繋ぐのはどっち?
 なんといっても注目は、エイバルの乾貴士、ヘタフェの柴崎岳が同じフィールドに立ってプレーするかどうかだ。

 両チームが前回対戦した15節(昨年12月9日)は、乾がスタメン出場した一方、柴崎はベンチスタート。柴崎は74分に投入されたものの、乾はその時点ですでに交代を告げられピッチを去っていたため、僚友の遭遇は実現しなかった。

 それだけに、「今度こそ」と期待している日本のファンは多いだろう。

 このところ調子を落としている乾は、水曜開催(4月18日)だった前節のエスパニョール戦でコンディション不良を理由にベンチ外となった。もっとも、ホセ・ルイス・メンディリバル監督の信頼は厚いだけに、状態が戻ってきていると首脳陣が判断すればスタメンに復帰するはずだ。

 かたや柴崎は、システム変更(4-2-3-1→4-4-2)の影響もあり、この2か月ほどはプレータイムが限られていて、直近2試合はいずれも出場機会を得られなかった。ただ、水曜日に試合があったばかりで中2日と厳しい日程のため、主力を休ませてフレッシュな柴崎が先発起用される可能性はあるだろう。

 試合としての見どころは、リーグで3番目に少ない31失点と堅守を誇るヘタフェの守りをエイバルが崩せるかどうか、だ。

 エイバルにとって朗報は、1月にレンタルで加入し、ペドロ・レオンと並んで攻撃の要となっていたファビアン・オレジャーナが怪我から復帰する見込みであること。これで乾に本来のキレと運動量が戻れば、この3人が並ぶ2列目はかなり強力。タイトで激しいヘタフェの守備を攻略する術を見出せるはずだ。

 前節に4位バレンシアを下し、2連勝を飾ったヘタフェは勢いに乗っている。ただ、前節に7試合ぶりに勝利を収め、長いトンネルを抜け出したエイバルにも浮上の兆しがある。

 両チームともヨーロッパリーグ出場権獲得に辛うじて望みを残しており、これ以上、上位に引き離されないためには是が非でも勝点3が欲しい。激しい戦いが見られそうだ。
 
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