【ブラジルW杯】コロンビア対ギリシャ戦プレビュー

2014年06月14日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

主力の負傷に頭を悩ます者同士。勝敗は先制点が決める?

個人の高い技術を武器するコロンビアが、ギリシャの組織立った堅守をいかに攻略するかが見どころだ。 (C) Getty Images

グループC
コロンビアギリシャ
13:00(日本時間15日1:00)キックオフ
ミネイロン(ベロオリゾンテ)
 
【コロンビアの視点】
 
 エースのラダメル・ファルカオが膝靭帯断裂から懸命のリハビリを行なったが間に合わず、CBルイス・ペレアも怪我で出場を断念したコロンビア。さらにこのギリシャ戦では、MFのフレディ・グアリンが出場停止となっている。
 
 攻撃は個人突破が主であり、組織的な崩しは見られない。6日のヨルダン戦でも3-0で勝利したものの、得点の内訳は単独突破から得たふたつのPKと、グアリンのミドルシュートだった。堅守を誇るギリシャに、この攻撃がどこまで通用するか。
 
 守備では、やはりペレアの欠場の影響が重くのしかかる。代役はおそらくクリスティアン・サパタとなるだろうが、マリオ・ジェペスとのCBコンビでは、スピーディーな対応に不安を抱えることになる。
 
【ギリシャの視点】
 
 予選10試合中8試合で無失点という堅守がギリシャ最大の武器だが、その核とも言えるソクラティス・パパスタソプーロスが先月31日にポルトガル戦で右膝を負傷しており、この一戦に間に合うかどうか。不動のDFリーダーであるだけに、欠場すればチームにとって致命傷となりかねない。
 
 攻撃では、故障明けの主砲コンスタンティノス・ミトログルに期待が集まるが、大会前のテストマッチでは精彩を欠いている。しかし、フェルナンド・サントス監督は「コンディションに問題はない。本来の調子を取り戻しつつある」と太鼓判を押す。
 
 コロンビア戦で最も避けたいのは、リードを許すこと。攻撃力は高いと言えないだけに、先制点を与えてしまうと、かなり苦しい展開を強いられるだろう。
 
◆対戦成績&試合結果
 
コロンビア
1勝
ギリシャ
 
1994年6月5日 コロンビア 2-0 ギリシャ
 
 
ワールドサッカーダイジェスト編集部
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