CL準決勝に向けて熱気高まるロマニスタ、アリタリア航空は約10万円のリバプール日帰り便を用意

2018年04月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

34年越しのリベンジなるか。

バルサ戦の奇跡の逆転勝利をサポートしたロマニスタ。日帰り便の登場により、敵地アンフィールドにも大挙して押し寄せることになりそうだ。(C)Getty Images

 チャンピオンズ・リーグ(CL)の準決勝までは、まだ1週間ある。本拠地での第2レグは、さらにその1週間後だ。だが、34年ぶりのベスト4進出を果たしたとあり、ローマの街は熱気が高まっている。

 準々決勝第1レグでバルセロナに敵地で1-4と敗れたローマは、オリンピコでの第2レグで見事なゲームを展開し、3-0と逆転。大方の予想を裏切り、ベスト4に駒を進めた。

 準決勝の相手は、マンチェスター・シティとの同国対決を制したリバプール。34年前の決勝でローマが敗れた因縁の相手だ。

 敵地アンフィールドでの第1レグは4月24日に行なわれるが、イタリアの航空会社『アリタリア』は、アウェーでの応援を希望する熱狂的なローマ・サポーターのために、日帰り便を用意したようだ。
 
 イタリア紙『Corriere dello Sport』によると、アリタリア航空はローマ・ファンのために262席のフライトを設定。往路は朝10時にローマのフィウミチーノ空港を発ち、リバプールに12時10分に到着。復路は試合後の午前1時10分に出発し、4時50分にフィウミチーノに帰ってくるという(いずれも現地時間)。

 飛行機代は往復で748.49ユーロ(約9万7000円)。試合のアウェー席チケットが56ユーロ(約7300円)なので、合わせて800ユーロ(約10万4000円)以上が必要となるが、それでも観たいというローマのサポーターは少なくないようだ。

 ただ、それ以上にサポーターが望んでいるのは、5月2日にホームのオリンピコで行なわれる第2レグのチケットだろう。イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、3万5000枚のチケットの一般販売開始を現地時間18日に控え、多くのサポーターがショップ前に陣取っているという。

 準決勝に残った4チームの中でもっとも力が劣るとの見方も少なくないローマ。だが、同じく下馬評で不利とされたバルサとの準々決勝でも、彼らは"奇跡"を起こし、見事にベスト4進出を決めた。はたして準決勝では、リバプール相手に34年越しの"リベンジ"を達成できるのか。ローマ・サポーターはその瞬間を待ち望んでいる。
 
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