ヨルダンで開催されている女子アジアカップは４月17日（日本時間18日未明）、準決勝の日本対中国が行なわれ、日本が３対１で勝利し、決勝に駒を進めた。

　グループステージ最終節のオーストラリア戦からスタメンを４名入れ替えて臨んだ日本は序盤、タイトな守備からスムーズな攻撃への切り替えでペースを掴む。エースの岩渕真奈や両サイドの長谷川唯、増矢理花らがゴールに迫る。

　そして39分、日本は隅田凛からの縦パスを受けた岩渕が、またぎフェイントで敵DFとの間合いを取ると、思い切りよく左足を振り抜く。強烈なシュートが中国ゴールのネットを揺らした。日本が先制に成功する。

　１点をリードして迎えた後半は、中国が攻勢に出る。素早いパスワークから再三、日本ゴールを脅かす攻撃を見せるが、日本も主将の熊谷紗希を中心に粘り強いディフェンスで得点を許さない。

　そして85分、日本は途中出場の横山久美がペナルティエリア左角付近から右足を振り抜くと、アウトスピンのかかったシュートがGKの頭上を越えてゴールネットを揺らす。日本が待望の追加点を奪う。さらに３分後、日本は一気呵成に敵陣に攻め込み、横山がPKを獲得。これを横山自らが沈め、３対０とリードを広げる。

　その後、日本はPKで１点を許したものの、３-１でタイムアップ。日本が勝利を収め、連覇の懸かる決勝に駒を進めた。決勝の相手はタイを２-２からのPK戦の末に下したオーストラリアとなっている。

　決勝は現地時間の４月20日20時（日本時間21日２時）にキックオフされる。