メッシのコンディションを気に掛けるアルゼンチン国民に向けバルサ指揮官が送ったメッセージ

2018年04月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

「W杯はまだまだ先だ」

アルゼンチン国民にとってはこの先、メッシがバルサでどれだけ活躍するかではなく、どれだけ休めるかが最大の注目点に。バルベルデ監督が散々叩かれることになったCL逆転敗退も、彼らには都合が良かった!? (C) Getty Images

 アルゼンチンの人々は、今年こそ代表チームが世界王者の称号を取り戻すことを願っている。そのための最重要人物が、リオネル・メッシであることは言うまでもない。
 
 だからこそ、アルゼンチンではメッシのコンディションが常に注目されている。実際、彼が欠場した3月のスペインとの国際親善試合では、大量6失点を喫して敗れており、改めてメッシの存在感が浮き彫りとなったかたちだ。
 以降、メッシはバルセロナで再び試合に出続けている。公式戦5試合のうち、リーガ・エスパニョーラではレガネス戦でハットトリックを記録するなど結果を出しているが、ローマとのチャンピオンズ・リーグ準々決勝2試合では無得点に終わり、チームは大逆転での敗退を喫した。
 
 今シーズンのメッシは、公式戦で48試合に出場している。休んだのは、コパ・デル・レイの序盤戦と、第三子の出産で欠場した3月のマラガ戦と、計4試合だけだ。バルサは17日のリーガでのセルタ戦を経て、21日にはセビージャとのコパ・デル・レイ決勝と、今週も過密日程が続く。
 
 ロシア・ワールドカップ開幕まえで残り2か月ほどとなり、アルゼンチンでは再び、メッシの状態が気にかけられている。
 
『ESPN』によると、バルサのエルネスト・バルベルデ監督も「他の選手同様、メッシが休む可能性はある」と、コパ決勝を見据え、セルタ戦でメッシを温存することもあり得ると認めている。
 
 その上で、バルベルデ監督は「何も心配することはない」と、メッシのコンディションについては太鼓判を押している。
 
「先日のバレンシア戦でも、彼は良いプレーをした。他に何と言えば良いのか分からないが、アルゼンチンの人たちは安心してくれて構わない。W杯はまだまだ先だ」
 
 リーガで2位のアトレティコ・マドリーに勝点9差をつけているバルセロナには、リーガ優勝決定の瞬間が近づきつつある。アルゼンチンの人々は、コパ決勝後、バルサがリーガでも早々にタイトル獲得を決め、少しでもメッシが休めるようになることを望んでいるだろう。

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