モウリーニョがポグバらに警告!? 「選考基準はプレー。移籍金額やイケメンか否かではない」

2018年04月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

WBA戦の黒星に不満のモウリーニョの嘆き。

不仲説が囁かれるモウリーニョ(左)とポグバ(右)。今回のコメントもそうした両者の関係を表すものなのだろうか。 (C) Getty Images

 マンチェスター・ユナイテッドは4月15日のプレミアリーグ第34節で、ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(WBA)にホームで0-1と敗れ、宿敵マンチェスター・シティのリーグ制覇を後押ししてしまった。
 
 ユナイテッドの指揮官ジョゼ・モウリーニョは、この黒星で一部の選手に不満を抱いたようだ。ピッチに立ったのはいずれも各国を代表する選手たちだったが、「大事なのはキャリアではない」としている。
 
 英紙『Guardian』によるとモウリーニョは、「安定性と年齢は関係ない。個性の問題、サッカーへの携わり方の問題だ。人生で何を優先するか、どんな野心を持っているかだよ。そこに年齢はまったく関係ない」と、断言している。
 
「私はまったく安定していない30歳の選手だって見てきたし、18歳や19歳、20歳でも、真の男、真のプロフェッショナルという選手がいる。年齢は関係ないんだ」

 ユナイテッドは18日にボーンマスと、さらに21日にトッテナムとのFAカップ準決勝という大一番に臨む。モウリーニョは、ボーンマス戦でWBA戦とは異なるメンバーの起用を示唆し、その選考はトッテナム戦も見据えた陣容になるとしている。
 
「ボーンマス戦で起用した選手が見事だったら、FAカップ準決勝でもプレーする。ローテーションではない。ローテーションなら、ある選手がボーンマス戦でプレーするのが、誰かを準決勝に向けて休ませるためということになるからね。一部の選手にとっては、(ボーンマス戦で)プレーし、トッテナム戦のポジションを手に入れる機会となる。
 
(WBA戦で)プレーした選手の一部は(ボーンマス戦の)チームに入らない。監督がチームを選ぶ基準とは何か。私は一つしか知らない。プレーぶりだ。それとも、移籍金額やサラリーの額、イケメンかどうか(が基準になるの)かい?」
 
 モウリーニョは、WBA戦のハーフタイムにアンデル・エレーラ、58分にポール・ポグバと、主力たちをベンチへ下げている。
 
 はたして、ボーンマス戦やトッテナム戦の先発リストから、彼らの名前は消えるのか。シーズン後の去就に影響する可能性もあるだけに、その采配は注目を集めそうだ。
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