「狂気かリアルか」ボカが悲願の南米制覇に向けてブッフォンとゴディンの獲得に動く!?

2018年04月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

アルゼンチンで一斉に報じられた驚異の補強。

ブッフォン(左)とゴディン(右)。いずれも、欧州屈指の実力者だけに引き抜くのは至難の業のようにも思えるが……。 (C) Getty Images

 11年ぶりの南米制覇という悲願を叶えるべく、アルゼンチンの名門ボカ・ジュニオルスが一大補強を画策している。
 
 現地時間4月15日、アルゼンチン全国紙『Ole』をはじめとする複数の国内メディアは、ボカがクラブの悲願であるコパ・リベルタドーレス制覇に向けて、ユベントスの守護神ジャンルイジ・ブッフォンとアトレティコ・マドリーのCBディエゴ・ゴディンの獲得を目論んでいると一斉に報じた。
 
 仮に実現すれば、南米サッカー史に残るエポックメーキングな出来事になるであろうこの噂について、アルゼンチン紙『Clarin』は、「40歳となるブッフォンはキャリアの終わりが近づいている」とユーベ守護神の現状を伝えつつ、「ボカのアンジェリッシ会長は、トリノでテベスとともにブッフォンと会食した」と両者が接触したことを伝えている。
 
 ユーベとボカはここ数年、有効的な関係を築いている。というのも、前者が2015年6月にカルロス・テベスを譲った際に、後者はグイド・ヴァダラとロドリゴ・ベンタンクールという俊英MFを売却していたからだ。
 

 その関係性を考えれば、ブッフォンが5月に一度キャリアを締めくくった後、ボカに移籍するための交渉を行なう可能性は少なくない。
 
 しかし『Ole』紙は、「狂気かリアルか?」と見出しを打ったうえで、次のようにブッフォンのボカ加入の可能性について綴った。
 
「ブッフォンはボカが夢見るGKだ。だが、可能性はノーだ。見かけ倒しでリアリティーにかける。ボカが偉大なGKを獲得するためには、テベス復帰の際に築いた友好関係をプッシュするしかないが、あまりにアイデアに乏しく、簡単にはいかないはずだ」
 
 ボカが悲願達成の鍵として、守備陣のテコ入れに熱心なのは事実なようで、ブッフォンが獲得できなかった場合の守護神の座には、アルゼンチン代表のセルヒオ・ロメロ(マンチェスター・U)、ウィリー・カバジェロ(チェルシー)をトップターゲットに据えている。
 
 さらにDFリーダーとして、アトレティコのディエゴ・ゴディンの獲得も目論んでいるようだが、地元メディア『El Tribuno』は、「現在年俸500万ドル(約5億3500万円)を稼いでいるウルグアイ代表CBを引き抜くのも容易じゃない。ボカは市場を壊す気なのだろうか」と見立てた。
 
 ボカの仰天プランは日の目をみるのだろうか。その動向からしばらく目が離せそうにない。
 

次ページ【動画】ブッフォンの珠玉のスーパーセーブ5選!

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事