槙野智章がレッズ&日本代表での“指揮官交代”に言及「日本人監督の良さは…」

2018年04月16日 本田健介(サッカーダイジェスト)

大槻監督は「声で選手を動かしてくれる」

リーグ3連勝に貢献した槙野。2ゴールを決めた興梠を祝福した。写真:徳原隆元

[J1リーグ8節]浦和2-1清水/4月15日/埼玉
 
 大槻毅新監督が率いる浦和が勢いに乗っている。8節には清水に2-1で競り勝ち、3連勝を達成。4月2日に発表された指揮官交代が吉と出ている格好だ。槙野智章もその効果を語る。
 
「もちろん選手も頑張っていますが、大きく変えたのは監督だと思っています。監督の風貌もそうですが、話術はかなりプラスな影響を与えてくれています。もちろん笑いも取ってくれますし、締めるところは締め、できていないところはズバッと言ってくれます。ただできないことを否定するのではなく、プラスに還元するよう伝えてくれます。士気が上がっている要因はそこです。声で選手を動かしてくれています」
 
 クラブは大槻体制はあくまで"暫定"で、新指揮官を招聘するまでの緊急措置としている。ただし、選手たちは一致団結しているようだ。
 
「僕らは暫定だと思っていないです。大槻さんもミーティングで暫定という言い方をしていますが、新しい監督がいつ来るかは分からないですし、今は結果が出ています。良い時間を皆で共有できているので、代わるのはもったいないとも感じます。あくまでも暫定という考え方はしていません」
 
 一方で監督交代に揺れたのは日本代表も同様だ。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督に代わり西野朗監督が指揮を執ることになったが、前体制で主戦CBとしての地位を確立しつつあった槙野は、浦和での効果と同じように前向きに捉えたいと話す。
 
「日本人監督の良さはハッキリしています。やはりコミュニケーションのところで通訳を介さずに直接話をできるのは大きいです。言葉の受け方も変わってきます。日本人同士でディスカッションできるのはプラスに考えてやっています。
 
 西野さんは(技術委員長として)チームに帯同していたので、空気は分かっていると思います。ただプレーするのは僕ら。周りの雑音を上手く結果に変えたいです」
 
 2か月後に迫ったワールドカップに向けては「しっかりプレーすることが日本代表へのアピールになると思ういます。自分に与えられた環境で結果を残したいです」と意気込んだ。
 
 新体制となったふたつのチームで、槙野はさらに存在感を発揮しそうだ。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
 
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