シュート0本…岡崎慎司が屈辱のハーフタイム交代。レスターもプレミア2連敗

2018年04月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

岡崎にとっても痛恨の敗戦。

ポジションを変えるなどの工夫を見せるも、シュートを一本も打てなかった岡崎。またしてもゴールを決めることはできなかった。 (C) Getty Images

 現地4月14日、プレミアリーグ34節が行なわれ、レスターは敵地でバーンリーと対戦した。
 
 前節のニューカッスル戦でプレミアリーグでは4試合ぶりの敗戦を喫したレスター。この日のスタメンには2試合ぶりに日本代表FWの岡崎が復帰。エースのヴァーディーと2トップを形成した。
 
 ニューカッスル戦での敗戦から立ち直りたいレスターだったが、プレミアリーグ4連勝中であるバーンリーの術中にハマって、キックオフ直後から苦戦を強いられる。
 
 ロングボールを利した速攻を展開するバーンリーは、レスターがやや守勢に回ったのを見計らうと、6分にバーンズのスルーパスに抜け出したウッドが相手守護神シュマイケルとの1対1を制して先制弾を決めた。
 
 先手を取ったことで勢いに乗ったバーンリーは、9分にもネットを揺らす。右からのCKでグドムンソンが絶妙なボールをボックス内に蹴り込むと、これをファーサイドから中央へ走り込んできたロングが力強いヘディングで押し込んだ。
 
 続けざまに失点を喫したレスターはボールこそ支配するも、バーンリーの出足の鋭いプレスをかいくぐることができない時間帯が続いた。
 
 そのなかで、岡崎は自らのポジションを下げるなどの工夫を見せたが、全くボールに関与できずに、目立った場面を創出できないもどかしいプレーが続いた。
 
 レスターは30分以降、サイドを起点とした攻撃に活路を見出し、34分にマハレズ、45分にヴァーディーが相手ゴールに迫ったが、いずれもバーンリーの守護神ポープの好守に阻まれた。
 
 

 結局、得点を奪えずに前半を終えたレスターは、後半開始とともに動きを見せる。この日、シュート数が0本と良いところがなかった岡崎を下げて、ナイジェリア代表FWのイヘアナチョを送り出したのだ。
 
 スピードスターのイヘアナチョを入れたレスター。その交代策が72分に一応の結果を残す。
 
 自陣から抜け出したイヘアナチョが相手バイタルエリアまで持ち込むと、ゴール前に絶妙なスルーパスを供給。これに反応したヴァーディーが豪快に蹴り込んでネットを揺らした。
 
 エースのゴールで追い上げムードに火が付いたレスターは攻勢を強めて、バーンリーを攻め立てたが、最後の一押しが足りずに逃げ切られてしまった。
 
 試合をひっくり返す気概を見せながら、1-2で厳しい連敗を喫したレスター。この一敗は、2試合ぶりに先発で起用されながら指揮官ピュエルの期待に応えられなかった岡崎にとっても重いと言えるだろう。
 
 試合前には、日本代表のハリルホジッチ監督解任を受け、地元紙『Leicester Mercury』に、「良い風が吹きそうだ。ワールドカップ出場に、ふたたび光明が見えてきた」と期待を寄せられていた岡崎だったが、シュートは0本に終わり、さらにプレーに関与する場面も少なく、全くもってアピールをできなかった。交代出場のイヘアナチョが得点に絡む働きをした点も痛恨だった。
 
 苦戦の続く岡崎は、18節のサウサンプトン戦以来、プレミアリーグでのゴールから遠ざかっている。はたして、奮闘を続けるサムライは、再び輝きを放てるのか――。

 現地4月19日に行なわれる次節の相手はサウサンプトンだけに、吉田麻也との日本人対決を含めて、岡崎のパフォーマンスに注目したい。
 
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