名古屋、泥沼5連敗で17位転落も…風間監督がポジティブに前を向いたワケは?

2018年04月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「これだけゲームを支配できる。それだけの力はついてきた」

5連敗で17位に転落した名古屋だが、風間監督は収穫面を強調した。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ8節]鹿島2-0名古屋/4月14日/カシマ

 名古屋が泥沼の5連敗で17位に転落した。

 開始10分に、鈴木優磨に縦に抜け出されると、折り返しを金崎夢生に決められ早くも失点。その後はポゼッションで上回り、チャンスも作ったものの、連敗中の課題であるゴール前のパワー不足を露呈し、得点に至らない。結局、88分にもミスから金崎にダメ押しのゴールを許し、万事休した。

 試合後、フラッシュインタビューに応じた風間八宏監督は、意外にもさばさばとした表情で、まずは「内容は、ベースの部分では非常に良かったと思う」と収穫面を強調。しかし「点が取れなかったこと、最後にミスが出てしまったのは非常に残念だなと思います」と語り、明暗を分けたゴール前の攻防を悔やんだ。


 この日は、前節の仙台戦でベンチスタートだったジョーを先発に復帰させた。ターゲットマンの存在により、「周囲の選手が活用できるスペースも増えたのでは?」という質問が飛ぶと、「十分にチャンスはあったと思う。ただゴール前での判断の部分をもっと上げていかなければいけない」と、やはり好機を活かしきれない最終局面でのプレーを課題に挙げた。
 
 また風間監督は次節への抱負を問われると、「これだけゲームを支配できる。それだけの力は選手たちについてきた。それを決めきるところまで、もっと突き詰めていかないといけない。そこを目指したいと思う」と、ゲーム内容に対してはあくまでポジティブに捉え、再度結果に関わる決定力の向上について言及。確かにビルドアップやチャンスメイクでは、見るべきものがあっただけに、今後はフィニッシュの精度アップが連敗脱出への鍵になりそうだ。

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