なでしこ、豪州相手に“談合”ドローでW杯出場決定!! 阪口が貴重な先制弾!

2018年04月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

前半は立ち上がりから危ないシーンが続いたが…

貴重な先制点を決めた阪口。(C) Getty Images

 4月13日、女子アジアカップ・グループステージ3節の日本女子代表対オーストラリア女子代表の一戦が行なわれ1対1で引き分け、グループステージ突破を決めるとともに、8大会連続のワールドカップ出場権を獲得した。

 オーストラリア戦に勝利もしくは1-1以上の引き分けで終えた場合、2019年に行なわれる女子ワールドカップ出場が決まるなでしこジャパン。0-0のドロー、敗戦した場合は同時刻に行なわれている韓国とベトナムの結果次第となるなかで、大一番を迎えた。
 
 運命の一戦で高倉麻子監督は阪口夢穂(日テレ・ベレーザ)、岩渕真奈(INAC神戸)などを先発に送り込んだ。また、ベテランの宇津木瑠美(シアトル・レイン/USA)もスタメンに起用し、ダブルボランチの一角で起用した。
 
 日本は立ち上がりから苦戦を強いられ、フィジカルで勝るオーストラリア攻撃陣にたびたび、ヒヤリとするシーンを作られた。シュートチャンスは数えるほどで、主導権を握れないままではあったが、前半を0-0で終えた。

 後半に入ると、日本も徐々に押し返し、キープ力の岩渕を起点にチャンスを作り出す。そして63分、その岩渕からのスルーパスに抜け出した長谷川唯が左サイドを突破。折り返しを阪口が押し込み、日本が先制に成功した。

 その後はオーストラリアの反撃に押し込まれた日本だったが、粘り強い守備で撥ね返していく。しかし86分、日本は相手のエース、FWカーに同点ゴールを許してしまう。試合は1-1の振り出しに戻された。

 ただ、その後は両チームともに引き分けでもグループステージ突破とワールドカップ出場が決定するという状況となり、両軍が示し合わせたようにタイムアップまで日本が最終ラインでボールを回し、時間を潰していく。結局、試合は1対1で終了。日本は厳しい戦いをドローで切り抜け、グループステージ突破と8大会連続のワールドカップ出場を決めた。

 日本は17日に準決勝で中国と対戦する。

 
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