【EL】酒井宏樹がダメ押しのゴール! 乱打戦を制したマルセイユがベスト4へ!

2018年04月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

ライプツィヒも驚異的な粘りを見せたが。

94分にダメ押し弾を流し込んだ酒井を中心に、マルセイユの選手やスタッフが喜びを爆発させる。激しい乱打戦を制したマルセイユが、粘るライプツィヒを退けてベスト4進出を決めた。

 現地時間4月12日に実施されたヨーロッパリーグ準々決勝第2レグ、マルセイユ対RBライプツィヒの一戦は、第1レグを0-1で落としていたマルセイユが5-2で勝利。トータルスコアを5-3とし、見事ベスト4進出を決めた。

 2分、先制したのはアウェーのライプツィヒだった。ナビ・ケイタとジャン=ケビン・オギュスタンがマルセイユの左サイドを攻略し、逆サイドからゴール前に入ってきたブルーマが豪快に蹴り込んだ。

 これで2試合トータル0-2となるが、マルセイユは下を向かなかった。すぐに反撃を開始したホームチームは6分、CKから敵のオウンゴールでまず1点を返すと、その3分後にもさらに1点を加える。

 自陣でCKのこぼれ球を拾ったフロリアン・トバンが左に展開し、これを受けたディミトリ・パイエが美しい軌道のピンポイントクロスをゴール前に送る。

 走り込んだモルガン・サンソンのシュートはライプツィヒの守護神ペテル・グラーチによって弾かれ、その跳ね返りをふたたびサンソンが蹴り込むも、またもやグラーチによってかき出される。だが、絶好機を逸したサンソンが頭を抱えた直後、右後方から走り込んできたブナ・サールがこのこぼれ球をライプツィヒ・ゴールに突き刺した。

 その後マルセイユは、パイエの圧巻の左足ミドルが直前のミトログルのファウルによって取り消されるという不運があったものの、38分、FKからトバンが押し込んで3点目をゲット。トータルスコアを3-2とひっくり返した。

 
 だが、ライプツィヒもあきらめない。55分にはケイタがドリブルで一気に持ち上がり、十分に相手を引き寄せてオギュスタンにラストパスを通す。オギュスタンは丁寧にゴール右隅を突き、これで2試合合計3-3。勝ち抜けの権利は、2つのアウェーゴールを奪っているライプツィヒへと移行した。

 静まり返る本拠地ヴェロドロームにふたたび火をつけたのは、マルセイユのキャプテン、パイエだった。右サイドでのトバンとのパス交換から内へ切れ込み、右のアウトサイドでゴール左上を鋭く射抜いたのだ。

 アディショナルタイムには、GKを含めたライプツィヒの捨て身の攻撃にヒヤリとさせられる場面もあったが、マルセイユはその直後に鋭いカウンターを仕掛け、最後は右サイドを駆け上がった酒井宏樹がガラ空きのゴールに流し込んで勝負あり。この試合でも、出足の鋭い守備でチームに貢献していた酒井の移籍後初ゴールがダメ押しとなり、マルセイユがベスト4進出を決めた。
 

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