殊勲のパトリックも横浜の守備に驚き!?「GKが信じられないくらい前に出ていて…」

2018年04月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

ようやく生まれたホーム初ゴール、そしてスタンドを沸せたスーパーゴール!

決勝弾を含む2発を決めたパトリックは、今季通算3得点とした。写真:徳原隆元

[J1リーグ7節]広島3-1横浜/4月11日/Eスタ

 横浜が途中出場のパトリックの2発などで後半3ゴールを挙げ、逆転勝利を飾った。


 決勝点が生まれたのは1-1で迎えた終盤の79分、柏好文がカットインから右足を振り抜くと、シュートはGK飯倉大樹に阻まれたものの、こぼれ球がパトリックの目の前に。これを「去年(広島に)入ってから、やっとホームの広島でゴールを決められた」と試合後に振り返ったパトリックが冷静に押し込み、移籍後初となるホームのゴールネットを揺らした。

 この日はベンチスタートとなったパトリックは試合後、「ベンチで試合を見てしっかり良い準備をしようと思っていた。だからこそ、ゴールを決められたと思う」と投入される前の準備が良かったと振り返った。

 そして、その"準備"が最も活かされた場面が、アディショナルタイムに突入する直前に生まれた自身の2点目だったと言えるだろう。カウンターから自ら持ち上がったパトリックがゴールを離れていたGK飯倉の位置をよく見て、狙い澄ましたロングショット。これが飯倉の頭上を越えて、ネットに吸い込まれた。
 
 試合を決めるスーパーショットを振り返ったパトリックは、「ベンチからGKの位置をずっと見ていたが、信じられないくらい前に出ていて、チャンスがあれば絶対にシュートを打とうと思っていた。うまく決められて良かった」と、横浜守備陣のハイラインをカバーするGK飯倉の守備範囲の広さに驚きを見せつつも、冷静にその背後を狙っていたことを明かした。

 開幕戦以来の得点となったティーラシンの同点弾と、今季通算3得点としたパトリックの2ゴールによって逆転勝利を収めた広島は、いまだ無敗の6勝1分け。2位の仙台に勝点5差をつけトップの座をキープしているが、これを機に助っ人陣にエンジンが掛かり始めれば、その勢いはさらに増していきそうだ。
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