ロシアW杯後の日本代表監督に招聘? JFAが接触を試みたとされるイケメン指揮官は…

2018年04月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

モロッコを20年ぶりの本大会に導いた叩き上げ

日本協会が招聘に動いた!? モロッコ代表を率いるルナール監督はいまや、欧州ビッグクラブも動向を追う人気銘柄だ。(C)Getty Images

 日本代表の政権交代は、欧州でも大きなニュースとして取り上げられた。国際的な知名度の高いヴァイッド・ハリルホジッチ前監督がワールドカップ本大会を目前に解任されたからで、驚きをもって伝えられている。
 
 そんななか、オランダ発のメディア『Marokko Nieuws』が気になるニュースを報じた。日本サッカー協会がとある国の代表監督に接触を試みたというのだ。今回のワールドカップに向けての招聘だったのか、それとも大会後の就任を目ざしたものなのかは判然としないが、常識的に考えれば後者だろう。なぜならその人物は、ロシア・ワールドカップに出場するモロッコ代表のフランス人指揮官、エルベ・ルナールだからだ。
 
 同メディアはこう説明している。
 
「日本協会から契約状況について打診があったようだ。だがルナールは自身のSNSで、モロッコ・サッカー協会との関係が良好であることと、代表チームのプロジェクトをこれからも推進していきたいとの声明を発した。日本はハリルホジッチの最適な後任を探していたが、どうやらその申し出を断ったようだ」

 
 ルナール監督は現在49歳。フランス下部リーグで指揮を執って研鑽を積み、ザンビア代表、コートジボワール代表、そしてリールを率いたあたりが、ハリルホジッチ氏のキャリアに重なる叩き上げだ。イケメン監督として知られ、モロッコでは女性ファンからも厚い支持を得ている。攻撃サッカーの信望者で、2016年2月にモロッコ代表監督に就任すると瞬く間にチームを掌握し、5大会ぶりのワールドカップ出場に導いた。
 
 サポーターからの人気は絶大だが、協会との軋轢や代表選手との不仲などが頻繁に取り沙汰されてきた。2022年夏までの現行契約を全うせず、今回のワールドカップ終了後にモロッコを去るのではないかと盛んに報じられていたのだ。しかし前述のように、自身の言葉でそれを全面否定。欧州ビッグクラブを筆頭にさまざまなオファーを受けていたとされ、そのなかのひとつが日本協会からのものだったというわけだ。
 
 ニュースの信憑性はともかく、日本協会の強化サイドが"ロシア後"を見据えて活発に動いているのは確かだろう。今後もこうした情報がちらほらと漏れ伝わってくるかもしれない。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事