「センセーショナル!」「日本協会は我慢ができなかった」伊メディアもハリル電撃解任に驚きの声

2018年04月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「2018年に初めてW杯出場国で監督のクビが…」

ザッケローニ元監督の母国でも、ハリルホジッチ解任のニュースは驚きを持って報じられた。(C)Getty Images

 日本サッカー協会は4月9日、日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督との契約を解除したことを発表した。アルベルト・ザッケローニ元監督の母国イタリアでも、日本の電撃的な監督交代について報じられている。

『Gazzetta dello Sport』は、「日本サッカー協会は我慢ができなかった。がっかりさせられたふたつの国際親善試合(マリ戦とウクライナ戦)の結果だけで、ハリルホジッチに別れを告げた。少なくともこれが公式の理由のようだ」と伝えた。

 一方、『Repubblica』紙は、「ロシアW杯まで2か月、日本が代表監督不在になった」との書き出しでハリルホジッチ監督の解任を報道。「6大会連続の出場に導いたが、直近の試合結果が協会上層部の指揮官交代策を後押しした」と、やはり3月の2試合が決め手になったと報じている。

 
『calciomercato.it』は、「日本のサッカー界で予想外の動きだ。W杯を2か月後に控えたタイミングでハリルホジッチ監督を解任した!」と、速報で伝えた。

『itasportpress.it』は、「日本でセンセーショナルなニュース。W杯まで2か月となった時点でハリルホジッチ監督を解任した。決め手となったのは、直近の国際親善試合で結果が良くなかったこと」と、シンプルに報じている。

 いずれのメディアが強調したのも、マリ戦とウクライナ戦が引き金になったことや、W杯まで2か月というタイミングだ。『Gazzetta dello Sport』紙は、「開幕戦のキックオフまで約2か月、2018年に入って初めてW杯出場国で監督のクビが飛んだ」と伝えた。

 また、各メディアは4年前のブラジルW杯でアルジェリア代表をベスト16に導いたハリルホジッチ監督の経歴にも注目。『Gazzetta dello Sport』紙は、アルジェリアがファビオ・カペッロ監督率いるロシアをグループステージで沈め、決勝トーナメント1回戦で敗れた相手も優勝したドイツだったことを記し、当時のハリルホジッチ監督が「全世界の新聞の一面を飾った」と伝えている。
 
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