ブッフォンのパートナーの女性記者、ナポリ監督のインタビューで失言…TV局のディレクターが謝罪

2018年04月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

監督とファンの顔を間違えて…。

旗に描かれたファンの肖像画をサッリと見間違えてしまったダミーコ記者(左)。スクデットを争うユベントスの守護神のパートナーだけに話が大きくなって……。(C)Getty Images

 土壇場の逆転劇で、スクデット争いに望みをつなぐことができた。

 ナポリは現地時間4月8日、セリエA第31節でキエーボと対戦。前半にドリース・メルテンスがPKを失敗し、その後先制を許す苦しい展開を強いられたものの、89分にアルカディウシュ・ミリクが同点弾を挙げると、終了間際の93分にアマドゥ・ディアワラが劇的な逆転ゴールを決めて勝利した。

 この勝利で、ナポリは前日に勝利した首位ユベントスとの勝点4差をキープ。白星を逃せば、22日の天王山(34節)を前にタイトルレースが実質的に終焉していたとあり、ナポリにとっては首の皮一枚を残す勝利だった。

 7連覇をめざす絶対王者と最後までタイトルを競う力をナポリにもたらしたのは、今シーズンが就任3年目となるマウリツィオ・サッリ監督だ。もちろん、ディエゴ・マラドーナ時代以来となる28年ぶりの戴冠を夢見るナポリ・サポーターの間でも、指揮官は絶大な人気を誇る。

 
 それだけに、記者も思わぬミスを犯してしまったのかもしれない。キエーボ戦後、イタリアのテレビ『Sky Sport』のイラーリア・ダミーコ記者が、サッリ監督のインタビュー中に失言してしまった。

 イタリア紙『Corriere dello Sport』によると、ダミーコ記者はサッリ監督に、ゴール裏でマラドーナの旗と並び自身の肖像画が描かれた旗が振られていることについて感想を求めたという。

 ところが、サッリ監督は「あれは私に捧げてくれた旗じゃないよ。少し似ているが、アウェー遠征の際に亡くなってしまったナポリのサポーターに捧げた旗なんだ」と返答。ダミーコ記者が人違いをしていると指摘したのだ。

 これを受け、Sky Sportのディレクター、フェデリコ・フェッリ氏はツイッターで「3年前にモスクワで亡くなったナポリの大ファン、パスクアレ・ダンジェロ氏の肖像でした。番組で我々が間違え、不快に思われた方にお詫びいたします」と謝罪した。

 ちなみに、ダミーコ記者はユベントスの守護神ジャンルイジ・ブッフォンのパートナー。それだけに、周囲がより一層騒ぎ立てたのも無理はない。だが、フェッリ氏はダミーコ記者ではなく、自身のミスだと強調している。
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