【日本代表】W杯で勝てなかったら…。田嶋会長が“責任問題”に言及

2018年04月09日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

「この決断をしなければ私の責任はなかったのか」

4月9日の会見でW杯後の責任問題にも言及した田嶋会長。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 2018年4月9日、日本サッカー協会がヴァイッド・ハリルホジッチ監督の解任(4月7日付けで契約解除)を発表した。
 
今後の注目ポイントのひとつは、この英断によってワールドカップで結果が出なかった場合、同協会の誰が責任を取るかという点だ。実際、9日に行なわれた記者会見では「ワールドカップでベスト16というノルマを達成できなかった場合、会長はどう責任を取りますか?」という質問があった。
 
 これに対し、田嶋会長は少し声を張って次のように返答した。
 
「この決断をしなければ私の責任はなかったのか、ということです。会長というのはその時、その時で日本サッカー協会の発展のために必要な決断をしていく。これが責任だと思っています。辞める、辞めないっていうことを定型に言うつもりはありません。
 
今は1パーセントでも、2パーセントでも、ベスト16に行ける可能性を上げることができる選択を私はしたというふうに考えております。それが私の責任だと思っています。
 
 グループリーグを突破できたか、できなかったかという責任については、その都度考えなければいけないと思います。誰かが辞めれば済むのかという問題かどうかも含めて、私は考えていくつもりです。その責任、責任ということを恐れて何もしないのではなく、私は今の状況から少しでも勝つ可能性を上げることを考えてやっていく。それが責任だと思っています」
 
 続投か、辞任か、そうした明言は避けたが、大会後になんらかの審判が下ることは間違いないだろう。
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