ハリルの新天地はアルジェリアか!? 地元メディアが協会と接触した事実を明かす

2018年04月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

いまだ英雄視されており、根強い人気を誇る。

日本代表監督の職を電撃的に追われたハリルホジッチ。しかし、早くも新天地が決定している!? (C) Getty Images

 4月9日、日本サッカー協会は日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督を解任したと正式発表した。後任には西野朗技術委員長が就いた。
 
 ハリルホジッチ氏は現在、自宅のあるフランスで静養中。もちろん新天地となるクラブあるいは代表チームは決まっていないが、とある情報がアルジェリアから飛び込んできた。地元メディアの『ALG24』が伝えたのは、アルジェリア代表監督への復帰説である。
 
 同メディアは今回の解任劇を受け、アルジェリア・サッカー連盟の強化責任者であるケイレダン・ゼッチ氏を直撃。なんと3月の日本代表・ベルギー遠征時に接触を図っていたという。
 
「ハリルホジッチと日本協会の契約はロシア・ワールドカップ後に満了となる予定だった。ゼッチ氏はその後に代表チーム監督に招聘すべく、日本代表の遠征先に足を運んで話し合いの場を設けたのだ。先方からは『ワールドカップが終わったあとにまた話をしよう』と言われた。そして今回あらためてコンタクトを取り、交渉を前倒しでリスタートさせたようだ」
 
 4年前のブラジル・ワールドカップで同国代表を率い、ラウンド・オブ16進出に導いたのがハリルホジッチ監督だった。国民からはいまだ英雄視されており、根強い人気を誇る。今大会のアルジェリアはアフリカ予選敗退の憂き目に遭い、スペイン人のルーカス・アルカラス監督が退任。昨年10月からは名手として鳴らしたラバー・マジェール氏が指揮を執っているが、チームの出来は芳しくない。

 2010年南アフリカ大会ではコートジボワール代表を率いる予定が、こちらもおよそ開幕3か月前に更迭された。言うなれば本番を前にした2度目の電撃解任である。良き思い出の詰まったアルジェリアの地で再出発を図るのか。その動向が注目される。
 
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