英専門誌が「史上最高のバイシクルボレー」を厳選! 栄えある1位はC・ロナウドよりも凄い「神」の一撃

2018年04月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

忘れがたいゴールの数々。

C・ロナウドが決めたゴラッソに触発された英誌『Four Four Two』が組んだ「バイシクルボレー」特集。厳選されたのは、いずれも忘れがたい美しいゴールばかりだ。 (C) Getty Images

 4月3日(現地)に行なわれたチャンピオンズ・リーグ準々決勝第1レグ、ユベントス対レアル・マドリーの一戦で、64分にクリスチアーノ・ロナウドが突き刺した驚愕のバイシクルボレーは、文字通り、世界を熱狂の渦に巻き込んだ。
 
 そのあまりの反響の大きさに、英国のサッカー専門誌『Four Four Two』は、今回のC・ロナウドのゴールに負けず劣らずのバイシクルボレーによるゴールを厳選。『史上最高のバイシクルゴール』と銘打ち、ランキング形式の特集を組んでいる。
 
 流石、サッカーの母国イングランドの専門誌というべきか、厳選された14のゴールはどれも興味深いものばかり。そのなかで最も古いものは、1984年に生まれた2つだ。
 
 まず一つ目は、オランダ代表の名ストライカー、マルコ・ファン・バステンがアヤックス時代にエールディビジの古豪ボシュと対戦した際に、ボックス内で下がりながら相手のマークを外して放った一発だ。「綺麗にコントロールされたショット」と紹介されたこのゴールは13位にランクインした。


 
 そして、もう一つは、メキシコを代表する点取り屋だったマヌエル・ネグレテが、UNAM(プーマス)に所属していた時に決めたゴール。右サイドからのクロスを胸でトラップした後、ボールを頭上に浮かして相手DFをかわし、さらに頭でボールをコントロールしてバイシクルで豪快に突き刺した。「素晴らしいの一言に尽きる」と綴られたこちらは5位に入った。
 
 専門誌らしくコアな選択も目立った一方で、日本のサッカーファンの脳裏にも深く刻まれているであろうゴールも選ばれている。なかでも、ブラジル代表の大スターだったロナウジーニョがバルセロナに在籍していた2006-07シーズンにカンプ・ノウを沸かせたゴラッソは忘れがたい。
 
 リーガ第12節のビジャレアル戦で、ロナウジーニョは右サイドからのクロスを胸でトラップすると、ボールが浮いている間に身体を時計回りに半回転させ、咄嗟の動きに一瞬止まったマーカーと相手GKをあざ笑うかのように、右足でバイシクルボレーを叩き込んだのだった。
 
 このバルセロナで伝説と化したゴールは8位と順位こそ高くはなかったが、同誌は、「バイシクルボレーの素晴らしさを本質的に見せつけてくれた。ロナウジーニョは誰もが不可能だと思った位置に胸トラップでボールを浮かし、アクロバットにやってのけた」と絶賛している。


 

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