「いろんな人の支えでピッチに立てた...」 苦難を乗り越えた仙台DFが必見のハーフボレー弾!

2018年04月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

2-0で迎えた68分、こぼれ球に反応して左足を一閃

昨年までのプロ生活5年で公式戦通算1得点の男が復帰初戦で2ゴール!!(C)J.LEAGUE PHOTOS

 怪我を乗り越えた男のハーフボレー弾にスタジアムが沸いた。

 ルヴァンカップ・3節のFC東京戦。仙台のDF蜂須賀孝治が周囲の度肝を抜く、ファイショットを突き刺した。

 2-0で迎えた68分。左クロスのこぼれ球に反応した背番号4は迷うことなく、左足を振り抜く。ボールの上がり際を叩いた一撃はバーに当たりながら、ゴールに吸い込まれた。
 
 この試合2点目となる衝撃弾を叩き込むと、蜂須賀は感情を爆発。背番号を親指で刺し、自らの存在をサポーターにアピールした。

 試合後、仙台を勝利に導いた殊勲者は「正直、出来すぎだと思っています。(自身が背番号4ということもあり)4月4日なので2点取れたんじゃないかなと思います」と、会心の2ゴールに自身も驚いたと明かした。

 この2ゴールには特別な想いがあったという。なぜなら、4日の試合が大怪我からの復帰初戦だったからだ。蜂須賀は昨年12月2日の最終節・甲府戦のウォーミングアップ中に右ひざの半月板を損傷。苦しいリハビリを乗り越え、このFC東京戦を迎えていた。

「手術を乗り越えてピッチに立てました。いろんな人の支えがあって、ピッチに立てたので今日は楽しもうと思って試合に入りました」という言葉で、多くの人に謝意を伝えた蜂須賀。お世話になった方々やファンに恩返しを果たした男のゴールには様々な想いが詰まっていた。

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