【ACL展望】柏×全北現代|勝利必須の大一番で緊急事態!! 代表GK中村航輔の負傷欠場が濃厚に

2018年04月04日 鈴木潤

柏――背水の陣で臨むチームに大きな痛手…

故障者/柏=鎌田、中村
出場停止/柏=亀川

ACLグループステージ5節
柏レイソル 全北現代
4月4日(水)/19:30/日立柏サッカー場

 
【最新チーム事情】
●守護神の中村が右足を負傷し、欠場は濃厚。
●直近のJ1リーグ5節・神戸戦は伊東の2得点で2対1と勝利。
●亀川が出場停止のため、中山を左SBで起用か。
 
【担当記者の視点】
 勝たなければグループステージ敗退が決定する大一番を前に衝撃的なニュースが入った。GK中村が右足の付け根を負傷し今回の全北戦を欠場することが濃厚。守護神不在の状況で柏は韓国王者と戦うことになった。
 
 今回の対戦で鍵を握るのは、亀川の出場停止を受けて左SBで出場する中山である。従来の左SBに求められるタスクをこなしながらも、中山自身は「第3のボランチをイメージしている」と話しており、グループステージ2節の天津権健戦では左SBで出場した際に、中山の縦パスから攻撃のスイッチが入り、そこからクリスティアーノの得点が生まれた。機に応じてフリーマンのごとくポジションを取る中山が効果的にビルドアップに加わることで全北の守備を混乱に陥れるか。
 
 ACLでは試合終了間際に失点が多いことから、中断期間に新たな試みとして5バックにトライしてきた。実際にJ1リーグ5節の神戸戦で89分から5バックにシフトチェンジをして勝ち切ったように、逃げ切りの策を用意していることは前回対戦との大きな違いである。
 
 ラウンド16へ進むためにはグループステージの残り2試合で2勝が必要。まずはこの試合に勝って、最終節に望みをつなげたい。
 
取材・文●鈴木 潤(フリージャーナリスト)
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