ACLグループステージ５節　
上海上港（中国）－川崎フロンターレ（日本）
４月４日（水）／21：00（日本時間）／上海体育場
 
【最新チーム事情】
●武岡が昨年５月以来の公式戦出場へ。
●CBコンビは汚名返上なるか。
●後味の悪い負け方をした広島戦から切り替えたい。
 
【担当記者の視点】
　川崎がノックアウトステージへ進むには、今節を含めて２連勝するしかない。さらに上海上港戦の前に行なわれる蔚山現代とメルボルン・Vの試合がドローに終わらなければ、グループステージ敗退が決まる。非常に厳しい状況だが、まずは上海上港戦へ必勝を期すしかない。
 
　ただ、鬼木監督は思い切ったメンバーでこのゲームに臨みそうだ。直近の広島戦の先発からは７人を入れ替えそうで、CBには今季失点に絡む大きなミスをした奈良とエドゥアルド、右SBには昨年5月19日の鹿島戦以来の出場となる武岡の起用が見込まれる。奈良とエドゥアルドは本来ポテンシャルの高い選手だけに、以前の失態を挽回する活躍に期待したい。
 

　一方攻撃陣では、長谷川は３月31日の広島戦（●０-１）で判定ミスによりゴールを取り消されたが、好調を維持。果敢な仕掛けでチームにリズムをもたらしてくれるだろう。また右サイドハーフに入りそうな田坂のバランス感覚もチームの拠り所になりそうだ。
 
　上海上港は今季公式戦負けなしで、アウェーでの試合はかなり厳しい展開が予想される。しかし、意地を見せるためにも今大会初勝利を目指したい。
 
取材・文●江藤高志（川崎フットボールアディクト編集長）

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