デ・ブルイネがプレミア年間MVPに自身を推薦! クロップ監督は「サラーが100%受賞に値する」

2018年04月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

プレミアの年間MVPを手にするのは?

サラー(右)の活躍を認めつつ、デ・ブルイネ(左)はみずからを「プレミアの年間MVP候補」に推すが。(C)Getty Images

 マンチェスター・シティは次節、マンチェスター・ユナイテッドとのダービーに勝てば、4年ぶりのプレミアリーグ優勝が決まる。圧倒的な強さを見せた今シーズンのシティを支えたひとりが、ベルギー代表のケビン・デ・ブルイネだ。

 本人も自身のパフォーマンスに自信を感じているようだ。『ESPN』によると、デ・ブルイネは「ある意味で自分は、(プレミアの)年間最優秀選手にふさわしいと信じている。とても安定していたからね」と胸を張った。

「自分のプレーにはとても満足している。正直、ここまでうまくやれるとは思っていなかった。調子を落とした試合はほとんどなかったし、すごく安定していたんだ。継続してプレーしながら、高いレベルを保つことができたのはとても嬉しい」

 だが、プレミアの年間最優秀選手の有力候補は他にもいる。例えば、得点王争いでトップに立つリバプールのモハメド・サラーもそのひとりだ。

 デ・ブルイネは、「比較はできないよ。不可能だ」と、自身とサラーでは役割が異なり、比べられないと強調した。

「みんなそれぞれの意見がある。それは選手になにを求めるかによっても変わってくるはずだ。サラーは素晴らしい得点力を見せてきた。素晴らしかった。僕たちふたりの数字は、まったく異なる。先日僕は、守備的MFとしてプレーした。FWとは比べられないだろう。ただ、サラーは見事だった。彼の記録が物語っている。自分が選ぶ立場の人間じゃなくて良かったよ」

 
 もちろん、リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督は、サラーが受賞にふさわしいと感じている。だが、デ・ブルイネの見事なパフォーマンスも認めているようだ。

 地元紙『Liverpool Echo』によると、クロップ監督は「モー(サラーの愛称)が100%受賞に値すると思う」と述べつつ、「デ・ブルイネも見事なシーズンを過ごしていた」と続けた。

「モーは受賞に値する。だが、デ・ブルイネにまったくチャンスがないかと言えばウソになる。彼はファンタスティックな選手だし、シティはおそらく、このままプレミアを制するだろう。我々も別のトロフィーを狙えるかもしれないがね」

 チャンピオンズ・リーグの準々決勝でも相まみえるシティとリバプールだが、デ・ブルイネとサラーがプレミアを代表するハイレベルなパフォーマンスを続けてきたのは、紛れもない事実。はたして、イングランドのプロ選手たちが選ぶ年間MVPはだれになるのか。興味深い"レース"になりそうだ。
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