「世界トップ10のFWだ」バロテッリの“妙技”に酔狂! 去就問題はイングランドかイタリアで決着!?

2018年04月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

ライオラ代理人がバロテッリの去就を明かす。

今シーズンは公式戦22ゴールをマークしているバロテッリ。その勢いはいまのところ止まる気配はない。 (C) Getty Images

 サッカー界きっての悪童は、その妙技でメディアを湧かせた。
 
 現地時間4月1日に行なわれたリーグ・アン31節のトロワ戦で、ニースに所属するイタリア人FWのマリオ・バロテッリがノールックでのヒールパスを披露し、話題となっている。
 
 まさに一瞬の閃きによる鮮やかな技巧だった。27分、バイタルエリアに下がっていたバロテッリは自身の足下にきたボールを咄嗟の判断で、ヒールで背後へ流す。このノールックパスは相手DFの意表を突いて股下を通って味方FWへと繋がったが、結局オフサイド判定となった。
 
 惜しくもゴールには繋がらなかったものの、この創造性溢れるテクニックに、イタリア紙『La Gazzetta dello Sport』は、「マーカーの裏をかいた完璧なヒールで綺麗なパスを供給した」と褒めちぎっている。

 
 この試合は結局ノーゴールに終わったバロテッリだが、いま彼はまさしく絶頂期にある。リバプールやミランでは不遇をかこったものの、2016年の夏に加入したニースで力強く復活。入団後の約2年間で公式戦58試合に出場し39ゴールを挙げるなど、各クラブのスカウト陣垂涎のパフォーマンスを見せている。
 
 となれば、当然、来シーズンに向けた移籍の噂も浮上してくる。英紙『Mirror』は、バロテッリの代理人であるミーノ・ライオラのコメントを伝えている。
 
「イングランドやイタリアの多くのクラブと交渉を行なっているよ。すでにユベントス、ローマ、ナポリ、インテルと話をした」
 
 具体的なクラブ名を明かしたライオラは、さらにその価値の高さを訴えている。
 
「この数年でマリオは成長し、世界トップ10に入るストライカーになった。イタリアではナンバーワンだ。1億ユーロ(約130億円)の価値がある。だが、フリートランスファーなので、非常にお買い得ということになる」
 
 これまでもその才能を高く評価されながら、自らの素行の悪さなどによってチャンスを不意にしてきた"悪童"バロテッリ。今度こそトップリーグに返り咲くことはできるのだろうか。
 

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