柴崎のヘタフェがホームで手痛い黒星。明らかなミスジャッジにゴールを取り消される不運も

2018年04月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

途中出場の柴崎はポジティブな印象を残せず。

80分に投入された柴崎は、与えられたチャンスを活かせず、ノーインパクトのままピッチを去ることに。(C)Getty Images

 現地時間4月2日に行なわれたリーガ・エスパニョーラ30節、ヘタフェ対ベティスの一戦は、1-0でベティスに軍配が上がった。ヘタフェの日本代表MF柴崎岳は後半途中からマテュー・フラミニとの交代でピッチに立ち、ボランチの位置でプレーしたが、勝利に貢献することはできなかった。

 試合は、序盤からアウェーのベティスがボールを支配し、ヘタフェが堅守からのカウンターで対抗する予想どおりの展開。前半終了時点で、ベティスのボールポゼッションは70%近くにまで達していた。

 とはいえ、ヘタフェも効率のいい攻撃でたびたびベティス・ゴールを脅かす。40分にはオフサイドの判定に取り消されたものの、ファイチャル・ファジルからのパスをアンヘル・ロドリゲスが流し込んでいた。

 
 そのヘタフェに最大の得点チャンスが訪れたのは64分、敵DFがペナルティーエリア内でハンドのファウルを犯し、PKを獲得したのだ。しかし、フランシスコ・ポルティージョのキックはGKアントニオ・アダンに止められ、こぼれ球に素早く反応したポルティージョの二度目のシュートも、このベティス守護神の身体を投げ出したブロックに阻まれた。

 是が非でも1点が欲しいヘタフェは80分、中盤に柴崎を投入。しかし、その約9分後、待望の先制点はベティスに生まれた。アントニオ・バラガンが右サイドを突破しクロスを送ると、巧みなポジション取りでフリーになっていたセルヒオ・レオンがこれを冷静に押し込んだ。

 ヘタフェはアディショナルタイム、CKのチャンスにレアンドロ・カブレラが頭で押し込み、同点に追いついたかに思われたが、ゴールラインを割っていないとの判定(明らかなジャッジミス)によりノーゴール。ホームで痛い黒星を喫することとなり、柴崎もポジティブな印象は残せなかった。

 この結果、ベティスはヨーロッパリーグ出場圏内の6位に浮上し、ヘタフェは11位に転落。ロシア・ワールドカップ出場をめざす柴崎は、残り8節となったリーガで結果を出すことができるのか。ヘタフェの次節は4月7日、アウェーのアラベス戦となる。
 
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