総額70億円超! バイエルンがハメスの買い取りを決定か。スペイン紙が報道

2018年04月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

ハインケス監督の後任は未定だが。

バイエルンによる買い取りオプションの行使が濃厚になったハメス。ハインケス監督退任後も定位置を確保できるか。(C)Getty Images

 今シーズンのパフォーマンスを受けて、バイエルンのフロントは確信を得たということか。

 スペイン紙『Marca』によると、バイエルンはレアル・マドリーからレンタル中のハメス・ロドリゲスの買い取りを、正式に決めたという。ハメスは昨夏、買い取りオプション付きの2年レンタルでバイエルンに移籍。報道が事実であれば、バイエルンは予定を1年前倒しして買い取る形になる。

 マドリー時代の恩師であるカルロ・アンチェロッティに望まれ、ブンデスリーガ挑戦への道を選んだハメスは、新天地への適応に苦しみ、負傷もあって、スタートダッシュに失敗した。だが、9月末に解任されたアンチェロッティの後任、ユップ・ハインケス監督の下でレギュラーの座を確保すると、今シーズンの全公式戦で5得点・11アシストを記録している。

『Marca』紙によると、バイエルンはすでにマドリーに対し、買い取りに必要な4200万ユーロ(約54億6000万円)を支払うと伝えており、最終的には1300万ユーロ(約16億9000万円)のレンタル料と合わせて、バイエルンはマドリーに5500万ユーロ(約71億5000万円)を支払うことになる。

 
 ハメス自身も、現在の生活に満足しているようだ。『Marca』紙によれば、選手も完全移籍を了承しており、すでにドイツ語の習得も始めているようだ。ブンデスリーガでは直近の2試合で1得点・3アシストと好調を維持。早い段階で去就が確実になれば、日本とも対戦するロシア・ワールドカップに向けて追い風となるだろう。

 ただバイエルンでは、ハインケス監督が今シーズン限りでふたたび監督業から退く予定で、クラブは新指揮官を探しているところ。カール=ハインツ・ルンメニゲCEOは先日、元ドルトムント監督のトーマス・トゥヘル氏に就任のオファーを断られたと明かしている。

 新体制を迎える来シーズンも、ハメスはクラブの期待に応えられるだろうか。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事