「正しく状況を評価するには良いこと」 宿敵に大敗のドルトムント監督が夏の大胆テコ入れを示唆

2018年04月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

契約延長も話題となっていたシュテーガーだが。

ドルトムントは、今シーズン終了までとなっているシュテーガー監督との現行契約を延長するのか。(C)Getty Images

 タイトル争いが事実上終焉を迎えているとはいえ、宿敵相手に6失点しての大敗は屈辱以外の何物でもないだろう。ドルトムントは現地時間3月31日、ブンデスリーガ28節でバイエルンに敵地で0-6と完敗した。一昨シーズンの1-5、昨シーズンの1-4をさらに下回る大敗だ。

 ペーター・シュテーガー監督はドイツ『Sky』で「このチームの目標は2位となり、チャンピオンズ・リーグ(CL)出場を確保することだ。だが、今季は最後まで非常に接戦となる」と、CL出場権獲得に向けてチームに発破をかけつつ、ドルトムントにはテコ入れが必要と示唆した。(『ESPN』より)

 
「大敗したことは、(夏に)正しく状況を評価するうえで良いことだったかもしれない。徹底的にやるためにね」

 これほどの完敗ならば、今後への教訓に生かさなければいけないということだ。そこには、監督自身の立場も含まれるのかもしれない。シュテーガー監督は「クラブはどういう修正が必要かを見出さなければいけない」と続けた。

「私は大きな修正があると思う。監督の立場も、もちろん同じだ。それも評価しなければならない」

 シュテーガー監督は「評価したうえで、別の監督が必要ということなら、それでも私は構わない。本当に大事なのは私ではないんだ」と、自身の進退よりもクラブが優先であることを強調している。

「私はここで働けて嬉しいし、誇りに思っている。だが、ドルトムントの指揮官だということで私の人生がすべて決まるわけではない。私は人生においてたくさんのことをしてきた。私は非常に落ち着いたハッピーな人間だ」

 昨年12月の就任以来、リーグ戦では12試合負けなしを誇り、一時は契約延長も話題となっていたシュテーガー監督。だが、宿敵相手に大敗し、初の黒星を喫した指揮官は、今シーズン限りでドルトムントを去ることになるのだろうか。

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