「飛行機で12時間半、バスなら7日間!」
世界最大を誇るロシアの国土。アウェー遠征に1万キロの移動とは……。東京からフランス南部までの距離と同等だ(写真はイメージ)。(C)REUTERS/AFLO
フットボール界において、間違いなく世界レコード級の数値だろう。
現地時間3月31日、ロシア2部リーグで行なわれたルチ・ウラジオストックvsバルチカ・カリーニングラードの一戦。アウェーチームである後者が移動に費やした距離は、驚きの1万300キロ! 英国サッカー専門誌『FourFourTwo』が、「世界最遠のアウェーマッチのひとつだ」と報じている。
1万キロとはどれくらいの距離なのか。東京を出発点で見てみると、欧州のダブリン(アイルランド)かマルセイユ(フランス)あたりで、北米ならシカゴまでが同じくらいの遠さだ。今回のルートの場合、飛行機移動なら12時間半かかり、もしサポーターが大勢でウラジオストックまでバス移動したとすれば、丸1週間かかるという。さすがは世界最大面積を誇るロシア共和国だ。
現地時間3月31日、ロシア2部リーグで行なわれたルチ・ウラジオストックvsバルチカ・カリーニングラードの一戦。アウェーチームである後者が移動に費やした距離は、驚きの1万300キロ! 英国サッカー専門誌『FourFourTwo』が、「世界最遠のアウェーマッチのひとつだ」と報じている。
1万キロとはどれくらいの距離なのか。東京を出発点で見てみると、欧州のダブリン(アイルランド)かマルセイユ(フランス)あたりで、北米ならシカゴまでが同じくらいの遠さだ。今回のルートの場合、飛行機移動なら12時間半かかり、もしサポーターが大勢でウラジオストックまでバス移動したとすれば、丸1週間かかるという。さすがは世界最大面積を誇るロシア共和国だ。
ポーランドとの国境付近に飛び地のように存在するカリーンニングラードはロシアの最西端で、ウラジオストックは中国東北部に近い最東端。そのほか2部リーグには最南端に近いクラスノダールにもチームがあり、広大な国全体に散らばっている。1万キロを超えるのは稀だが、5000~8000キロの遠征はざらで、言わば世界一移動が過酷なリーグなのだ。
ちなみにルチ対バルチカの一戦は、スコアレスドローで終了。初のプレミアリーグ(1部)昇格を目ざす5位バルチカは勝点を伸ばせなかった。シーズンは残り8試合。昇格プレーオフ圏内の4位タムボフとは同勝点なだけに、まだまだチャンスはある。
ちなみにルチ対バルチカの一戦は、スコアレスドローで終了。初のプレミアリーグ(1部)昇格を目ざす5位バルチカは勝点を伸ばせなかった。シーズンは残り8試合。昇格プレーオフ圏内の4位タムボフとは同勝点なだけに、まだまだチャンスはある。